lotus column バックナンバー
101 手段が目的を隠す時 Takochan  人は群れを作りたがる。それはどのような場合においても……。仲間・団体・組織・組合・グループ等々、色々な呼び名をつけて群れを作っている。
 ここに二つのグループがあるとしよう。

102 逆転の発想で行こう Koushun

「まいったよ、神社で交通安全のお祓(はら)いをして、その帰りに事故を起こしたんだから。神さんや仏さんに祈っておけば大丈夫だなんて、世の中そう甘くはないよなぁ」
 喫茶店で、たまたま耳にした話だ。

103 尊ぶ姿、尊い姿 Chijo

 合掌が最近気に入っている。「お坊さんのくせに今さら…」と言われるかもしれない。だが実を言うと、近頃やっとそう思えるようになってきたのだ。
 以前、バリ島を訪れた時のこと…

104 合掌の中に生きる Gigaku

 合掌とは「まごころ」のこと。
 仏に向かって合掌すれば信心となり、人に向かって合掌すれば敬いとなり、ものに向かって合掌すれば感謝となり、おたがいに合掌すれば幸福になる。

105 死ぬまで生きるなら Shougyo

 お葬式後の食事の席で、楽しい人に出会った。実をいうとその人は喪主の弟であり、当人からすれば母の死に直面したわけである。そんな状況で「楽しい」とはおかしな話かもしれない。

106 死は果たして尊いか? Chijo  亡くなった人のことを、悪く言う人は少ない。生前はその性格や行動にどれほど問題があっても、その人がもうこの世にいないとなると、その人に対して抱いていた様々な感情や評価も、次第にボンヤリとした思い出の中に…

107 人のため?自分のため? Dozaemon

 陽射しが少しずつ和らぐと共に、今まで騒がしかった虫たちは姿をひそめ、そろそろ秋の夜長を彩る虫たちが登場する頃だろう。
 それにしても、都会では虫を見かけることが少なくなった。アメリカでは、害虫に強い…

108 善神捨国 Zuiho

 地球が無ければ私は居ない。空気が無ければ私は居ない。水が無ければ私は居ない。
 私の命は水の命。私の命は空気の命。私の命は地球の命。私の中に地球が有り。私の中に宇宙が宿る。

109 混迷の時代 Seike

 近年、少年による凶悪事件が多発している。あらゆる組織の秩序が緩(ゆる)み、社会規範を尊重する意識が低下しているようだ。
 一方、自殺者の急増にも目を覆(おお)いたくなる。平成十年以降にその数は跳ね上がり…

110 くらべる Johanni

 今年の猛暑は凄(すさ)まじく、ほぼ全国的に平均気温や真夏日日数が平年を上回った。
 さて、この「平年」とは過去三十年間の平均値をいい、十年ごとに「平年値」を更新しているそうだ。確かに私たちは物事の比較を好み…

111 二十一世紀には…… Gigaku  学生時代に「はたして二十一世紀を見ることができるだろうか?」「どんな世の中になっているだろう?」などと考えたことがある。そして、輝くばかりの夢に満ちていた二十一世紀は、想像とは大きく異なる現実となって…

112 仏さまが顔を出す Shougyo

「となり蔵たちゃ、わたしゃ腹が立つ」
 この言葉、結構人間の心理を言い当てているように思える。「いや〜、まったくその通り」と手を打つ正直な人もいれば、「私は決してそんなことを思う人間ではない」と…

113 段取り下手 Chijo

 何事につけても、段取りの悪い人はいるものだ。もちろん性格に負うところも大きいだろうが、人は自分が前向きになっている内は、先を見越して「次に何をすべきか」を考えるもので、他人の協力が必要な場合も…

114 語意の変遷 Takochan

「肩たたき、親孝行、今不幸……」
 リストラという言葉が世間をにぎわす昨今、両親をいたわる暖かな手も、今や転職をうながす上司の冷やかな手とへ変わってきた。言葉の意味も、時代につれて変遷(へんせん)を…

115 また起こる前に Keijun

 何か悲劇が起き犠牲者が出ないと、事態の見直しや改革がなされず、話題にも上らないという現実を目の当たりにするたび、人間の愚かさを感じる。そして悲劇的事件を、自らを売り込む材料にする一部知識人に出会うたび…

116 明日がある?! Shougyo

 普段、何かと私がご指導を賜っているM師が、ガンの手術を受けられた。そして幸いにも手術は成功し、布教の第一線に戻って来られたのである。
 術後のことが気がかりだった私は…

117 コックリさんはどこに? Johanni

 ひと頃、本やテレビ・映画などで「陰陽師(おんみょうじ)」が注目されていた。平安時代に活躍したという阿倍晴明(あべのせいめい)が、絶世の美男子として漫画に登場してからというもの、一千年の時を経て再び…

118 年の始め Koushun

 大晦日(おおみそか)には、除夜(じょや)の鐘を聞きながら夜を明かし、初詣に行く。生活の様々な部分が西洋化した現代にあって、古来から日本人にとって最も厳粛な時間だ。
 しかし、一年の始まりである元旦を祝うのは…

119 人の振り見て…… Shouryo

 ラジオ・テレビ覧以外は必要としない人にとって、大変お買い得?な新聞として「聖教新聞」がある。日刊でラテ覧付きなら最も廉価なものとして知られ、一方ではこの新聞を発行している宗教団体の信者たちが…

120 古今東西 Shougyo

 以前、朝日新聞の『天声人語』コーナーに、このようなコラムが掲載されていた。
 筆者には地方の大学で教えている友人がいて、「人間には三つの生き方がある」というのが彼の持論だそうだ。第一は、目標を定めて…

121 慈の心、悲の心 Shuju  慈悲心とは思いやりの心。しかし「慈」と「悲」とは性質が違う。「慈」は父親が我が子に抱く心で「慈父」という言葉がある。「悲」とは母親のそれで「悲母」という。どう違うのか?
 例えば、真夜中に三歳の子供が…

122 善悪とは何か? Kousho

 問う、仏さまの教えを一言で表現すると?
 答う、諸々の悪をなすなかれ。諸々の善を奉行(ぶぎょう)すべし。
 問う、そんなに単純なことなのか?
 答う、三才の幼児もこれを知るといえども…

123 執 着 Taijun

 この間、友人と食事に行った時のこと。友人が「あわてて出て来たものだからベルトを忘れてさ、途中で買ってきたよ」と言った。内心「ベルトを忘れるなんて」と思ったが、大体がいつもあわて者の友人である。

124 一発逆転? Shougyo

 夏に向けて、今年も「やせる!」という言葉がトレンドになるのは間違いない。身長一七四センチの私も、最近ついに八〇キロの大台を越え、この問題が切実に感じられる。
 では、どうやってやせるのか?

125 誇りを持っていますか? Takochan

 十五年続いた第二次世界大戦が、日本の敗戦という形で終焉(しゅうえん)を迎え、その翌年、日本国憲法が施行された。
 そして一九五二年から五年間、当時の文部省が中学一年生に配布した社会科教科書…

126 ほどほどに Shougyo

 人は、お腹が一杯な時は好物にすら興味を示さず、ぐっすり寝たと後にも、すぐにまた眠りたいとは思わないものだ。
 こうした食欲・睡眠欲・性欲という根本的な欲望は、体の中で自然に満たされる…

127 日本の原点 Dozaemon

「憤(いきどお)りを絶ち、怒りを捨て、人が従わないことを怒ってはならない。人には皆それぞれの心が有り、心は各人思いとらわれるところが有る。彼は我では無く、我は彼では無い。

128 雨漏り Shougyo

 日々様々な記事で賑わう新聞の一面記事。残念ながら、嬉しい話題で飾られることはほとんど無い。それと、大胆な言い方が許されるなら、報道する話題にも、もしかしたら「旬」があるのかも知れない。

129 うさんくさい Taiko

 「うさんくさい」とは疑わしさを表す言葉だが、これには語源の違う二つの意味が伝えられている。
 まず「胡散(うさん)」と書く場合、それは江戸時代に中国から伝えられた…

130 時代の恩恵 Chijo  仲間と大切なお客を招いて食事会を開くことになり、店選びのため、五年ぶりに大阪ミナミの繁華街へ足を運ぶことになった。さすがに街や人も様変わりしており、狂牛病騒ぎの影響か、やけに鳥料理店ばかりが目立つ。

131 お命頂戴 Taijun

 子供の頃は家でニワトリを飼っており、毎日の餌の世話が楽しかった。餌をやると、ニワトリたちは我れ先にと集まって食べはじめ、勢い余ってたいていは餌を喉につまらせる。
 そんな彼らの行動を…

132 心の蔵 Keijun

 仏教には薫習(くんじゅう)という言葉がある。私たちがこの世に生を受けてから今日まで、周囲から有形無形に受けてきた影響が心の中に染み込み、貯(たくわ)えられているという意味だ。

133 Eメールのお題目 Shuju

「私の部屋から、小指ほどの自由の女神が見えるのです。それが私の数少ない自慢の一つです」
 マキさんはジャズを勉強するため、父親の反対を押し切ってニューヨークに渡り…

134 頂きます Shougyo

 夏休みの終わり頃、父親そっくりの次男は宿題にせっぱつまった状況になっていた。読書感想文を書くのに、本を読む時間はもう残されていない。
「お父さん、何かすぐに読めるモンないかぁ」

135 我慢偏執 Kousho

 日蓮聖人のお言葉に「仏になる道には、我慢偏執(がまんへんしゅう)の心なく南無妙法蓮華経と唱へ奉(たてまつ)るべき者也」というご教示がある。
 広辞苑によると、我慢とは…

136 お前なんか… Shougyo

「お前なんか嫌いだ」
 そう言う人がいたら、言われた方も相手を嫌いになって当然だろう。「まあそう言わずに仲良くしようや」とは、なかなか言えないものだ。

137 信ずべきもの Koushun

 水泳教室に通いだした八十五歳のお婆さんに、コーチの人が尋ねた。
「どうして水泳なんか習おうと思ったのですか?」
「三途(さんず)の川を泳いで渡ろうと思いまして」

138 人の振る舞い Kousho

 「いくら信仰していても、人としての振る舞いが出来ていなければ、その信仰はニセモノである!」という言葉をよく耳にする。
 この場合の「人の振る舞い」とは一体何を指すのだろう。道徳的な言動を意味するのか?

139 言葉と責任 Shougyo

 JR福知山線の列車脱線転覆事故から、はや八ヶ月が経った。お亡くなりになった一〇七名の菩提と共に、心身に傷を負われた方々の一日も早い全快を祈念します。
 あの大惨事は、定時運行の厳守と…

140 秋 空 Johanni  各地が大雪に見舞われている今からすれば、夏雲に秋の雲がまじるようになっても、なお残暑の厳しかった頃が懐かしく思える。そんな「行き会いの空」と呼ばれる秋空の下、九月に行なわれたのが衆議院議員総選挙だった。

141 ただいまー! Gigaku

 学生の頃、東京の神田寺で、仏教学者の紀野一義氏の講演を拝聴したことがある。
 同氏は山口県の寺の息子として生まれたが、旧制広島高校へ進学し、第二次世界大戦中、学徒動員で戦地へ赴いた。

142 頼むから Taijun

 長崎には、お正月に柱餅(はしらもち)を飾る風習があった。しかし、今はあまり行なわれていないらしい。
 これは鏡餅とは別に、最後に臼でついた餅を袋状にして、中にお金と小さい餅を入れて…

143 金色の光 Chijo

 パソコンをお持ちの方なら、「アイコン」という言葉はおなじみだろう。パソコン内に保存されたソフトやファイルを直感的に操作できるよう、モニタ画面に並べられた小さな絵のことだ。

144 欲と進化 Chijo

 どんな生物も、誰に言われるでもなく、自ら生きるために成すべきことを自然に行っている。
 たとえば動物なら呼吸がそうだし、食べるという行為も欠かせない。そして猛獣と呼ばれる…

145 己を知る Chijo

 いまこの国では、不安をかき立てる多くの要素が顕在化(けんざいか)している。子供たちのことを、ただ一様に「未来を担う希望」と表現しがたい現状を目の当たりにし、今の社会が、そうした子供しか育てられない…

146 時間厳守 Takochan

 檀家参りの時間、法事の時間、会合の時間、あれやこれやの時間、時間、時間……。ふと考えてみると、まわりに合わせる時間ばかりで、いつしか自分のものであるはずの時間が無いことに気づく。

147 救われる生命 Ichiei

 私たち人間の体は約六十兆個の細胞から成り立っており、その大きさは0.01ミリ。さらに中の核には、二重らせんのテープ状になった遺伝子(DNA)が入っている。その幅0.00002ミリ、延ばすと長さは二メートルにもなり…

148 宗教は恐ろしい? Ufo

 「宗教は恐ろしい」と言う人がいる。確かに、宗教の名の下に古今東西数々の悲惨な事件がひき起こされてきた。そして今でもそれは、世界のあちらこちらで続いており、憂うべき状態といえる。

149 近しといえども… Koushin

 いくたびも読み、何度も解説をしていたのに、なぜ気づかなかったのか。文字上では読んでいるつもりでも、それはどこまでも「つもり」の世界で、読めていないのだ。
 初めて法華経の「自我偈」を読んでから…

150 宝探し Chijo

 沈没した豪華客船タイタニックには、財宝が積まれていた?赤城山のふもとには、徳川幕府の遺した莫大な埋蔵金が眠っている?
 とかく「宝探し」なるものに目を輝かせる人は多いが、その実行には莫大な資金と労力が…

151 二本の矢 Shuju

 あるお弟子が、お釈迦さまに「仏教を信じる者と、信じない者の違いは何ですか?」と質問した。するとお釈迦さまは、こうお答えになった。
「仏弟子は二本目の矢を受けることはない。

152 同一の苦 Seike

 六月に入って、衝撃的な数字が明らかとなった。
 警察庁の発表によれば、昨年は自殺者が三万二千人を超え、これで八年連続三万人以上、十万人の人口に対して約二十五人という比率…

153 こころのウンチ Takochan

 ある心理学者が、愚痴(ぐち)のことを表題のように譬(たと)えていた。これを仮に認めた場合、愚痴とは汚物でもあるが、反面生きていくために無くてはならない、必要悪のようなこころの一面なのかもしれない。

154 論湿寒貧 Nichikame

 論湿寒貧(ろんしつかんぴん)という言葉をご存知だろうか。四字熟語ではない。往時の比叡山の修行風景を言い表したものだ。
 仏法を論じ、夏のひどい湿気と冬の厳寒に耐えつつ、しかも清貧(せいひん)に…

155 リーダーの条件 Shougyo  大阪日蓮宗青年会の主催の「サマーセミナー」(夏の少年少女修養道場)のパンフレットを見ていたら、案内の中に「若者の犯罪が増加の一途をたどる昨今、早い時期からの精神修養が必須となってきています」とあった。

156 殺すなかれ Shougyo

 広島・長崎・終戦・甲子園・お盆・帰省。日本の八月を語るキーワードを思いつくままに挙げてみたが、さらに思いつくまま、このうち何点かの感想を……。
 白いチャペルでの挙式を夢見るお嬢さんへ。

157 この世でただ一人 Kansho

 毎日のニュースは、家族同士の殺し合いや無抵抗な子供への虐待、世界中でも戦争やテロといった人殺しの話題ばかり。
 人はそれぞれ自分の人権を主張するが、その人権が他者によって侵害されたり…

158 子供の導き Dozaemon

 一歳になるウチの子供が最近歩きだした。おまけに何でも口に入れようとする。「食べられません」と書いてあっても文字が読めない。「こっちは駄目だよ」といっても、言葉が解らないから一体何をしでかすのやら…

159 自由と平等 Koushun

 自由・平等という言葉が世界中を闊歩(かっぽ)している。これは十七世紀頃から言われ出した言葉だ。
 英国の思想家・ロックはこう述べた。
「人間は生まれながらにして完全な自由を…

160 国民の力 Zaneri

 安倍内閣が誕生した。戦後最年少、五十二歳の「闘う政治家」として、国家のため国民のためとあらば、批判を恐れず行動する若きリーダーとのふれこみだ。
 しかし、ある調査によると…

161 完 璧 Taiko

 ここ数年、原稿を書くには決まってパソコンを使う。初めは慣れないキーボードに悪戦苦闘だったが、最近はどうやらペンを持つより早く仕上がるし、編集作業も以前に比べずいぶんと楽になった。

162 一念発起 Shouko

 今までの心を入れかえ、ある事を成しとげようと決心すること。それが「一念発起(いちねんほっき)」の意味である。
 またこれは仏教用語でもあり、仏さまを信仰し修行に励もうと決意する…

163 三つ子の魂百まで Kouryu

 新潟県中越地震の土砂崩れ現場から、無事救出された二歳の男の子。横転し土砂に埋まったワゴン車と岩の間に偶然できた、幅五十センチ、高さ一メートルの小さな空間のおかげだった。

164 過ぎないこと Taijun

 ある新聞に『こころの養生法』という記事が載っていた。「若いうちは喜び過ぎず、考え過ぎないこと。中年期は怒り過ぎず、驚き過ぎないこと。老年に達したら悲しみ過ぎず、恐れ過ぎないのが肝心とされる。

165 柔軟と頑固 Eyu

 クリスマスが近づくと、街の夜は美しいネオンで彩られる。しかし、日本ではキリストの誕生祭としてではなく、年に一度の楽しいイベントといった意味が強いようだ。こうした「宗教に対する柔軟さ」は、現代日本人の…

166 三人の仏さま Shumei

「お前はいったい何を拝んでいるんだ!三人の仏さんが来てるじゃないか」
 昨年の九月二十一日未明に見た夢の、大師匠様のお言葉だった。三人の仏さまとは何のことなのか?ハッとした。我が家の三人の息子の…

167 父の慈愛 Eishu

 年頭から猟奇的な事件が起こってしまった。妹の言葉に怒り狂った兄が彼女を死に至らしめるという、歯科医宅で起きたバラバラ殺人事件。
 近年、以前には考えられなかったような…

168 ○○的 Shougyo

 世間を騒がせ驚かせる、訳の分らない事件が後を絶たない。年が明けるたび「今年こそ平穏な良い年になってほしい」とは、誰もが思うことだろう。
 しかし、こうした純粋な願いの裏には…

169 自分の立ち位置を不問にする観念 Erou

 中身のない抽象的な観念はなんら創造性はなく、反対にまもるはずのものを破壊する。「個性を大切に」という内容のない観念が個性を破壊してしまったように。
 個性というものは真摯な取り組みの中にしか…

170 納 豆 Shoudo

 最近でこそ関西人好みの食品も増えてきているが、それでもまだまだ浪花(なにわ)の食卓になじみ深いものばかりとは言えないだろう。
 何を隠そう(隠さないが)私の場合、祖母と母が関東出身なもので、小さいときから…

171 自動販売機 Kanshun

 とある一部始終。
「のどが渇いたなぁ、コーラが飲みたい。お?自動販売機!ちょうどいい所にあった。日本って便利だなぁ」
 まずはコーラがあるか確認し…

172 さくら Johanni

 桜。万葉集に始まり、桜の花は数多くの和歌に詠まれている。もっとも、万葉集では梅の花が一番多いのだが。
 それにしても、日本人は桜の花に思い入れが強い。私もその一人である。

173 金色の心 Chijo

 パソコンを使っている人なら、「アイコン」という言葉に馴染みがあるだろう。パソコン内に保存されているソフトやファイルのメタファーとして、モニター上に並ぶ小さな絵のことを指す。

174 近頃の若者は… Ufo

 大昔からある「近頃の若者は…」という言い草、後ろには否定的評価が続くことが多い。ところが何時の世にも善い面もあり悪い面もある。さらには、同じことが善くも悪くもなるので複雜ではあるが……。

175 苦楽ともに Koushin

 生まれて来たことが、幸せですか。
 老いて行くことが、楽しいですか。
 病が無く、元気そのもですか。
 死ぬことに、不安はありませんか。
 愛する人と、何時も一緒ですか。

176 心の因(もと) Ryuko

「古池や蛙(かわず)とび込む水の音」
 有名な松尾芭蕉の歌である。古池とは、私たちがずっと受け継いで現在ある「久遠の生命」を表す。その中に蛙がポンと飛び込んで生まれた水の音。

177 体と影 Shougyo

 年間三万八千人から四万人。これは一年間に自殺と交通事故で亡くなる人の数で、毎年小さな地方都市が一つ無くなるのと同じくらいに相当する。日本の現代社会で金科玉条(きんかぎょくじょう)とされている「効率」という…

178 自業自得 Seikei

 自分自身のことで、最近実感したことがある。
 今から二〜三ヶ月前までは血圧がかなり高い状態だったが、毎日の減塩食と運動の結果で、徐々に体重と血圧が下がってきたのだ。

179 人生の羅針盤 Shouko

 幸福とは何か、幸福の道を歩むためにはどの様にすれば良いのか、人それぞれの答えを持っているに違いない。
 たとえ経済的に恵まれ健康であっても、自分が「幸福」であるかどうかを決定するのは…

180 ビーガンはごりがん Nichikame

 ビーガン=Veganという言葉をご存知だろうか。ベジタリアンの中でも完全菜食主義者達をいい、肉や魚だけでなく、乳製品や蜂蜜など動物から取れる食品を一切口にしないという。しかも、動物性素材の衣服も…

181 いのり Shougyo

 暗い世相が続いている。幼児の虐待・家族同士による殺人・政治家によるお金の流用・食品の賞味期限偽装・台風に地震……。明るく安心できる世の中を願わずにはいられない。
 しかし、その願いが通じるのは…

182 二而不二-互具 Takochan

 人にとって、自己と向き合うことほど難しいものはない。とりわけ、ここでいうのは自己の欠点・弱点についてである。
 ある事柄で他者を異常なまでに熱心に批判している時ほど、それが現われているようだ。

183 潤いを下さい Dozaemon

 今年の夏は暑かった、本当に暑かった。おまけに雨もなかなか降らない。梅雨明けしてからは、ほとんどまとまった雨は降っていない気がする。
 我が家の猫の額ほどの庭の植木も…

184 日本の伝統行事 Eigyo

 お盆が終わったと思ったら、もう彼岸の時期になった。
 日本には多くの伝統行事がある。四季に恵まれ共存する自然に感謝し、人生の節目を祝い、また先祖に対しても深い感謝の念を抱いて…

185 ご縁と使命 Taijun

最近、都会では「直葬」という葬儀形態が出てきたそうだ。病院で、あるいは自宅で亡くなった場合、そのまますぐ火葬場へ送って荼毘(だび)に付し、墓地に納めるというのである。まさに「坊さんはいらない」「戒名は…

186 生前中 Taiko

「故人生前中は、お世話になり有り難うございました」
 お葬式の席上等で耳にする口上だ。しかし、人が亡くなる前を「生前中」と表現するのはおかしくないだろうか?

187 カラスの役割 Ryue

 先日、テレビのニュース番組である動物園を紹介していた。その動物園は、他の動物園では見ない鳥を飼育しているという。何だろうと期待を膨らませたが、それはなんと「カラス」だった。

188 何の役にたつの? Erou

「仏の教えをどう役立てるか?」
 このような問いを、私は時々とても奇妙に感じてしまう。なぜなら「役立てる」となると、仏教が「何らかの目的」のための手段となるからだ。

189 遊んで暮らそう Chijo

 どんな仕事でも遊び半分で取り組んでいると、大抵の場合は非難されるか怒られる。会社ではいつも机に向かい、残業もいとわない従順な人。こういうマジメな人こそ、上司や社長にとっては信頼できる社員なのかもしれない。

190 十の言葉 Shougyo

  「お早うございます」「今日は」「今晩は」「行って参ります」「行ってらっしゃい」「ただいま帰りました」「お帰りなさい」「頂きます」「ご馳走様でした」「お休みなさい」。

191 偽と疑 Eishu

 日本漢字能力検定協会が公募で選ぶ平成十九年の世相を表す漢字は、「偽」に決定した。船場吉兆の食品偽装事件をはじめ、食肉やお菓子等の偽装の発覚、さらには年金記録や防衛省汚職など、まさに偽りに満ちた一年だった。

192 メリー…? Shoudo

 毎年十二月といえば、街はクリスマス一色である。恋人達(特に男性)や親御さん達にとって、嬉しい反面余計な出費を強いられるという複雑なイベントだ。お寺に産まれ、仮にも坊主となった私にとっては、幼い頃より縁遠い…

193 異体同心 Eyu

 野生動物の生きる弱肉強食の世界、そこには自分の身を守るための様々な生態が見られる。中でも驚いたのはムクドリの生態だ。
 ムクドリにとっての代表的な外敵は鷲。身体の大きさから飛ぶ速度まで、すべてに人間の…

194 遺伝子治療 Shougyo

 いつ頃からか、DNAとか遺伝子とかいう言葉が日常会話で使われるようになった。 
 思い起こせば、一九九〇年に「重度免疫不全」という病気に対し初めて実施された、いわゆる「遺伝子治療」が、この言葉が…

195 示された道を歩く Kanshun

 この様な話がある。ある日、修行僧がお釈迦さまに「世尊、どの様な人を導きにくい人と呼ぶのでしょうか?」と尋ねた。するとお釈迦さまは、こう答えられた。「教えた道順の通りに歩まない人が目的地に到着できないように…

196 富める者 Chijo

 一般社会とお坊さん社会、現実にはどちらが楽でどちらが大変か、という話に時々なる。
 サラリーマンは気楽な稼業、とは昔の唄の話で、低賃金・サービス残業は当たり前。定年の引き下げに、医療保険や介護制度

197 毒には仙薬 Chijo

 私たちは、口から食物を摂取することで細胞を生産し続け、生命を保っている。それは異物を体内に取り込み、自分の体に同化させる行為とも言える。
 一方、私たちは知らず知らずの内に…

198 神頼み? Chijo

 インドの宇宙観によると、世界の中心には須弥山(しゅみせん)がそびえ、その頂上には帝釈天(たいしゃくてん)が住んでいるという。
 柴又の帝釈さんの場合だと、すっかり庶民的なイメージが定着しているが…

199 どこまで悪くなる? Shouryo

 親殺し・子殺し・幼児虐待・ワーキングプア・ネットカフェ難民・切れる子供・逆ぎれ・俺俺詐欺・振り込め詐欺・サブプライムローン・ストーカー……。暗い世相を物語るキーワードを思いつくままに挙げてみたが…

200 山野菜 Ufo

 過日、山野菜採りに出かけた。車で三十分ほども走れば、まだまだたくさん採れる所がある。時には佃煮にして半年分も取れることもある。
 香りは好し、味も好し、ついでに繊維質も豊富で…

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