101 | 手段が目的を隠す時 | Takochan | 人は群れを作りたがる。それはどのような場合においても……。仲間・団体・組織・組合・グループ等々、色々な呼び名をつけて群れを作っている。 ここに二つのグループがあるとしよう。 |
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102 | 逆転の発想で行こう | Koushun |
「まいったよ、神社で交通安全のお祓(はら)いをして、その帰りに事故を起こしたんだから。神さんや仏さんに祈っておけば大丈夫だなんて、世の中そう甘くはないよなぁ」 |
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103 | 尊ぶ姿、尊い姿 | Chijo |
合掌が最近気に入っている。「お坊さんのくせに今さら…」と言われるかもしれない。だが実を言うと、近頃やっとそう思えるようになってきたのだ。 |
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104 | 合掌の中に生きる | Gigaku |
合掌とは「まごころ」のこと。 |
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105 | 死ぬまで生きるなら | Shougyo |
お葬式後の食事の席で、楽しい人に出会った。実をいうとその人は喪主の弟であり、当人からすれば母の死に直面したわけである。そんな状況で「楽しい」とはおかしな話かもしれない。 |
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106 | 死は果たして尊いか? | Chijo | 亡くなった人のことを、悪く言う人は少ない。生前はその性格や行動にどれほど問題があっても、その人がもうこの世にいないとなると、その人に対して抱いていた様々な感情や評価も、次第にボンヤリとした思い出の中に… | ||
107 | 人のため?自分のため? | Dozaemon |
陽射しが少しずつ和らぐと共に、今まで騒がしかった虫たちは姿をひそめ、そろそろ秋の夜長を彩る虫たちが登場する頃だろう。 |
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108 | 善神捨国 | Zuiho |
地球が無ければ私は居ない。空気が無ければ私は居ない。水が無ければ私は居ない。 |
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109 | 混迷の時代 | Seike |
近年、少年による凶悪事件が多発している。あらゆる組織の秩序が緩(ゆる)み、社会規範を尊重する意識が低下しているようだ。 |
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110 | くらべる | Johanni |
今年の猛暑は凄(すさ)まじく、ほぼ全国的に平均気温や真夏日日数が平年を上回った。 |
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111 | 二十一世紀には…… | Gigaku | 学生時代に「はたして二十一世紀を見ることができるだろうか?」「どんな世の中になっているだろう?」などと考えたことがある。そして、輝くばかりの夢に満ちていた二十一世紀は、想像とは大きく異なる現実となって… | ||
112 | 仏さまが顔を出す | Shougyo |
「となり蔵たちゃ、わたしゃ腹が立つ」 |
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113 | 段取り下手 | Chijo |
何事につけても、段取りの悪い人はいるものだ。もちろん性格に負うところも大きいだろうが、人は自分が前向きになっている内は、先を見越して「次に何をすべきか」を考えるもので、他人の協力が必要な場合も… |
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114 | 語意の変遷 | Takochan |
「肩たたき、親孝行、今不幸……」 |
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115 | また起こる前に | Keijun |
何か悲劇が起き犠牲者が出ないと、事態の見直しや改革がなされず、話題にも上らないという現実を目の当たりにするたび、人間の愚かさを感じる。そして悲劇的事件を、自らを売り込む材料にする一部知識人に出会うたび… |
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116 | 明日がある?! | Shougyo |
普段、何かと私がご指導を賜っているM師が、ガンの手術を受けられた。そして幸いにも手術は成功し、布教の第一線に戻って来られたのである。 |
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117 | コックリさんはどこに? | Johanni |
ひと頃、本やテレビ・映画などで「陰陽師(おんみょうじ)」が注目されていた。平安時代に活躍したという阿倍晴明(あべのせいめい)が、絶世の美男子として漫画に登場してからというもの、一千年の時を経て再び… |
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118 | 年の始め | Koushun |
大晦日(おおみそか)には、除夜(じょや)の鐘を聞きながら夜を明かし、初詣に行く。生活の様々な部分が西洋化した現代にあって、古来から日本人にとって最も厳粛な時間だ。 |
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119 | 人の振り見て…… | Shouryo |
ラジオ・テレビ覧以外は必要としない人にとって、大変お買い得?な新聞として「聖教新聞」がある。日刊でラテ覧付きなら最も廉価なものとして知られ、一方ではこの新聞を発行している宗教団体の信者たちが… |
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120 | 古今東西 | Shougyo |
以前、朝日新聞の『天声人語』コーナーに、このようなコラムが掲載されていた。 |
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121 | 慈の心、悲の心 | Shuju | 慈悲心とは思いやりの心。しかし「慈」と「悲」とは性質が違う。「慈」は父親が我が子に抱く心で「慈父」という言葉がある。「悲」とは母親のそれで「悲母」という。どう違うのか? 例えば、真夜中に三歳の子供が… |
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122 | 善悪とは何か? | Kousho |
問う、仏さまの教えを一言で表現すると? |
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123 | 執 着 | Taijun |
この間、友人と食事に行った時のこと。友人が「あわてて出て来たものだからベルトを忘れてさ、途中で買ってきたよ」と言った。内心「ベルトを忘れるなんて」と思ったが、大体がいつもあわて者の友人である。 |
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124 | 一発逆転? | Shougyo |
夏に向けて、今年も「やせる!」という言葉がトレンドになるのは間違いない。身長一七四センチの私も、最近ついに八〇キロの大台を越え、この問題が切実に感じられる。 |
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125 | 誇りを持っていますか? | Takochan |
十五年続いた第二次世界大戦が、日本の敗戦という形で終焉(しゅうえん)を迎え、その翌年、日本国憲法が施行された。 |
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126 | ほどほどに | Shougyo |
人は、お腹が一杯な時は好物にすら興味を示さず、ぐっすり寝たと後にも、すぐにまた眠りたいとは思わないものだ。 |
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127 | 日本の原点 | Dozaemon |
「憤(いきどお)りを絶ち、怒りを捨て、人が従わないことを怒ってはならない。人には皆それぞれの心が有り、心は各人思いとらわれるところが有る。彼は我では無く、我は彼では無い。 |
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128 | 雨漏り | Shougyo |
日々様々な記事で賑わう新聞の一面記事。残念ながら、嬉しい話題で飾られることはほとんど無い。それと、大胆な言い方が許されるなら、報道する話題にも、もしかしたら「旬」があるのかも知れない。 |
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129 | うさんくさい | Taiko |
「うさんくさい」とは疑わしさを表す言葉だが、これには語源の違う二つの意味が伝えられている。 |
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130 | 時代の恩恵 | Chijo | 仲間と大切なお客を招いて食事会を開くことになり、店選びのため、五年ぶりに大阪ミナミの繁華街へ足を運ぶことになった。さすがに街や人も様変わりしており、狂牛病騒ぎの影響か、やけに鳥料理店ばかりが目立つ。 | ||
131 | お命頂戴 | Taijun |
子供の頃は家でニワトリを飼っており、毎日の餌の世話が楽しかった。餌をやると、ニワトリたちは我れ先にと集まって食べはじめ、勢い余ってたいていは餌を喉につまらせる。 |
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132 | 心の蔵 | Keijun |
仏教には薫習(くんじゅう)という言葉がある。私たちがこの世に生を受けてから今日まで、周囲から有形無形に受けてきた影響が心の中に染み込み、貯(たくわ)えられているという意味だ。 |
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133 | Eメールのお題目 | Shuju |
「私の部屋から、小指ほどの自由の女神が見えるのです。それが私の数少ない自慢の一つです」 |
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134 | 頂きます | Shougyo |
夏休みの終わり頃、父親そっくりの次男は宿題にせっぱつまった状況になっていた。読書感想文を書くのに、本を読む時間はもう残されていない。 |
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135 | 我慢偏執 | Kousho |
日蓮聖人のお言葉に「仏になる道には、我慢偏執(がまんへんしゅう)の心なく南無妙法蓮華経と唱へ奉(たてまつ)るべき者也」というご教示がある。 |
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136 | お前なんか… | Shougyo |
「お前なんか嫌いだ」 |
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137 | 信ずべきもの | Koushun |
水泳教室に通いだした八十五歳のお婆さんに、コーチの人が尋ねた。 |
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138 | 人の振る舞い | Kousho |
「いくら信仰していても、人としての振る舞いが出来ていなければ、その信仰はニセモノである!」という言葉をよく耳にする。 |
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139 | 言葉と責任 | Shougyo |
JR福知山線の列車脱線転覆事故から、はや八ヶ月が経った。お亡くなりになった一〇七名の菩提と共に、心身に傷を負われた方々の一日も早い全快を祈念します。 |
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140 | 秋 空 | Johanni | 各地が大雪に見舞われている今からすれば、夏雲に秋の雲がまじるようになっても、なお残暑の厳しかった頃が懐かしく思える。そんな「行き会いの空」と呼ばれる秋空の下、九月に行なわれたのが衆議院議員総選挙だった。 | ||
141 | ただいまー! | Gigaku |
学生の頃、東京の神田寺で、仏教学者の紀野一義氏の講演を拝聴したことがある。 |
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142 | 頼むから | Taijun |
長崎には、お正月に柱餅(はしらもち)を飾る風習があった。しかし、今はあまり行なわれていないらしい。 |
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143 | 金色の光 | Chijo |
パソコンをお持ちの方なら、「アイコン」という言葉はおなじみだろう。パソコン内に保存されたソフトやファイルを直感的に操作できるよう、モニタ画面に並べられた小さな絵のことだ。 |
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144 | 欲と進化 | Chijo |
どんな生物も、誰に言われるでもなく、自ら生きるために成すべきことを自然に行っている。 |
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145 | 己を知る | Chijo |
いまこの国では、不安をかき立てる多くの要素が顕在化(けんざいか)している。子供たちのことを、ただ一様に「未来を担う希望」と表現しがたい現状を目の当たりにし、今の社会が、そうした子供しか育てられない… |
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146 | 時間厳守 | Takochan |
檀家参りの時間、法事の時間、会合の時間、あれやこれやの時間、時間、時間……。ふと考えてみると、まわりに合わせる時間ばかりで、いつしか自分のものであるはずの時間が無いことに気づく。 |
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147 | 救われる生命 | Ichiei |
私たち人間の体は約六十兆個の細胞から成り立っており、その大きさは0.01ミリ。さらに中の核には、二重らせんのテープ状になった遺伝子(DNA)が入っている。その幅0.00002ミリ、延ばすと長さは二メートルにもなり… |
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148 | 宗教は恐ろしい? | Ufo |
「宗教は恐ろしい」と言う人がいる。確かに、宗教の名の下に古今東西数々の悲惨な事件がひき起こされてきた。そして今でもそれは、世界のあちらこちらで続いており、憂うべき状態といえる。 |
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149 | 近しといえども… | Koushin |
いくたびも読み、何度も解説をしていたのに、なぜ気づかなかったのか。文字上では読んでいるつもりでも、それはどこまでも「つもり」の世界で、読めていないのだ。 |
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150 | 宝探し | Chijo |
沈没した豪華客船タイタニックには、財宝が積まれていた?赤城山のふもとには、徳川幕府の遺した莫大な埋蔵金が眠っている? |
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151 | 二本の矢 | Shuju |
あるお弟子が、お釈迦さまに「仏教を信じる者と、信じない者の違いは何ですか?」と質問した。するとお釈迦さまは、こうお答えになった。 |
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152 | 同一の苦 | Seike |
六月に入って、衝撃的な数字が明らかとなった。 |
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153 | こころのウンチ | Takochan |
ある心理学者が、愚痴(ぐち)のことを表題のように譬(たと)えていた。これを仮に認めた場合、愚痴とは汚物でもあるが、反面生きていくために無くてはならない、必要悪のようなこころの一面なのかもしれない。 |
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154 | 論湿寒貧 | Nichikame |
論湿寒貧(ろんしつかんぴん)という言葉をご存知だろうか。四字熟語ではない。往時の比叡山の修行風景を言い表したものだ。 |
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155 | リーダーの条件 | Shougyo | 大阪日蓮宗青年会の主催の「サマーセミナー」(夏の少年少女修養道場)のパンフレットを見ていたら、案内の中に「若者の犯罪が増加の一途をたどる昨今、早い時期からの精神修養が必須となってきています」とあった。 | ||
156 | 殺すなかれ | Shougyo |
広島・長崎・終戦・甲子園・お盆・帰省。日本の八月を語るキーワードを思いつくままに挙げてみたが、さらに思いつくまま、このうち何点かの感想を……。 |
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157 | この世でただ一人 | Kansho |
毎日のニュースは、家族同士の殺し合いや無抵抗な子供への虐待、世界中でも戦争やテロといった人殺しの話題ばかり。 |
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158 | 子供の導き | Dozaemon |
一歳になるウチの子供が最近歩きだした。おまけに何でも口に入れようとする。「食べられません」と書いてあっても文字が読めない。「こっちは駄目だよ」といっても、言葉が解らないから一体何をしでかすのやら… |
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159 | 自由と平等 | Koushun |
自由・平等という言葉が世界中を闊歩(かっぽ)している。これは十七世紀頃から言われ出した言葉だ。 |
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160 | 国民の力 | Zaneri |
安倍内閣が誕生した。戦後最年少、五十二歳の「闘う政治家」として、国家のため国民のためとあらば、批判を恐れず行動する若きリーダーとのふれこみだ。 |
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161 | 完 璧 | Taiko |
ここ数年、原稿を書くには決まってパソコンを使う。初めは慣れないキーボードに悪戦苦闘だったが、最近はどうやらペンを持つより早く仕上がるし、編集作業も以前に比べずいぶんと楽になった。 |
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162 | 一念発起 | Shouko |
今までの心を入れかえ、ある事を成しとげようと決心すること。それが「一念発起(いちねんほっき)」の意味である。 |
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163 | 三つ子の魂百まで | Kouryu |
新潟県中越地震の土砂崩れ現場から、無事救出された二歳の男の子。横転し土砂に埋まったワゴン車と岩の間に偶然できた、幅五十センチ、高さ一メートルの小さな空間のおかげだった。 |
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164 | 過ぎないこと | Taijun |
ある新聞に『こころの養生法』という記事が載っていた。「若いうちは喜び過ぎず、考え過ぎないこと。中年期は怒り過ぎず、驚き過ぎないこと。老年に達したら悲しみ過ぎず、恐れ過ぎないのが肝心とされる。 |
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165 | 柔軟と頑固 | Eyu |
クリスマスが近づくと、街の夜は美しいネオンで彩られる。しかし、日本ではキリストの誕生祭としてではなく、年に一度の楽しいイベントといった意味が強いようだ。こうした「宗教に対する柔軟さ」は、現代日本人の… |
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166 | 三人の仏さま | Shumei |
「お前はいったい何を拝んでいるんだ!三人の仏さんが来てるじゃないか」 |
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167 | 父の慈愛 | Eishu |
年頭から猟奇的な事件が起こってしまった。妹の言葉に怒り狂った兄が彼女を死に至らしめるという、歯科医宅で起きたバラバラ殺人事件。 |
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168 | ○○的 | Shougyo |
世間を騒がせ驚かせる、訳の分らない事件が後を絶たない。年が明けるたび「今年こそ平穏な良い年になってほしい」とは、誰もが思うことだろう。 |
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169 | 自分の立ち位置を不問にする観念 | Erou |
中身のない抽象的な観念はなんら創造性はなく、反対にまもるはずのものを破壊する。「個性を大切に」という内容のない観念が個性を破壊してしまったように。 |
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170 | 納 豆 | Shoudo |
最近でこそ関西人好みの食品も増えてきているが、それでもまだまだ浪花(なにわ)の食卓になじみ深いものばかりとは言えないだろう。 |
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171 | 自動販売機 | Kanshun |
とある一部始終。 |
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172 | さくら | Johanni |
桜。万葉集に始まり、桜の花は数多くの和歌に詠まれている。もっとも、万葉集では梅の花が一番多いのだが。 |
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173 | 金色の心 | Chijo |
パソコンを使っている人なら、「アイコン」という言葉に馴染みがあるだろう。パソコン内に保存されているソフトやファイルのメタファーとして、モニター上に並ぶ小さな絵のことを指す。 |
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174 | 近頃の若者は… | Ufo |
大昔からある「近頃の若者は…」という言い草、後ろには否定的評価が続くことが多い。ところが何時の世にも善い面もあり悪い面もある。さらには、同じことが善くも悪くもなるので複雜ではあるが……。 |
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175 | 苦楽ともに | Koushin |
生まれて来たことが、幸せですか。 |
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176 | 心の因(もと) | Ryuko |
「古池や蛙(かわず)とび込む水の音」 |
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177 | 体と影 | Shougyo |
年間三万八千人から四万人。これは一年間に自殺と交通事故で亡くなる人の数で、毎年小さな地方都市が一つ無くなるのと同じくらいに相当する。日本の現代社会で金科玉条(きんかぎょくじょう)とされている「効率」という… |
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178 | 自業自得 | Seikei |
自分自身のことで、最近実感したことがある。 |
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179 | 人生の羅針盤 | Shouko |
幸福とは何か、幸福の道を歩むためにはどの様にすれば良いのか、人それぞれの答えを持っているに違いない。 |
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180 | ビーガンはごりがん | Nichikame |
ビーガン=Veganという言葉をご存知だろうか。ベジタリアンの中でも完全菜食主義者達をいい、肉や魚だけでなく、乳製品や蜂蜜など動物から取れる食品を一切口にしないという。しかも、動物性素材の衣服も… |
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181 | いのり | Shougyo |
暗い世相が続いている。幼児の虐待・家族同士による殺人・政治家によるお金の流用・食品の賞味期限偽装・台風に地震……。明るく安心できる世の中を願わずにはいられない。 |
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182 | 二而不二-互具 | Takochan |
人にとって、自己と向き合うことほど難しいものはない。とりわけ、ここでいうのは自己の欠点・弱点についてである。 |
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183 | 潤いを下さい | Dozaemon |
今年の夏は暑かった、本当に暑かった。おまけに雨もなかなか降らない。梅雨明けしてからは、ほとんどまとまった雨は降っていない気がする。 |
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184 | 日本の伝統行事 | Eigyo |
お盆が終わったと思ったら、もう彼岸の時期になった。 |
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185 | ご縁と使命 | Taijun |
最近、都会では「直葬」という葬儀形態が出てきたそうだ。病院で、あるいは自宅で亡くなった場合、そのまますぐ火葬場へ送って荼毘(だび)に付し、墓地に納めるというのである。まさに「坊さんはいらない」「戒名は… |
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186 | 生前中 | Taiko |
「故人生前中は、お世話になり有り難うございました」 |
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187 | カラスの役割 | Ryue |
先日、テレビのニュース番組である動物園を紹介していた。その動物園は、他の動物園では見ない鳥を飼育しているという。何だろうと期待を膨らませたが、それはなんと「カラス」だった。 |
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188 | 何の役にたつの? | Erou |
「仏の教えをどう役立てるか?」 |
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189 | 遊んで暮らそう | Chijo |
どんな仕事でも遊び半分で取り組んでいると、大抵の場合は非難されるか怒られる。会社ではいつも机に向かい、残業もいとわない従順な人。こういうマジメな人こそ、上司や社長にとっては信頼できる社員なのかもしれない。 |
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190 | 十の言葉 | Shougyo |
「お早うございます」「今日は」「今晩は」「行って参ります」「行ってらっしゃい」「ただいま帰りました」「お帰りなさい」「頂きます」「ご馳走様でした」「お休みなさい」。 |
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191 | 偽と疑 | Eishu |
日本漢字能力検定協会が公募で選ぶ平成十九年の世相を表す漢字は、「偽」に決定した。船場吉兆の食品偽装事件をはじめ、食肉やお菓子等の偽装の発覚、さらには年金記録や防衛省汚職など、まさに偽りに満ちた一年だった。 |
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192 | メリー…? | Shoudo |
毎年十二月といえば、街はクリスマス一色である。恋人達(特に男性)や親御さん達にとって、嬉しい反面余計な出費を強いられるという複雑なイベントだ。お寺に産まれ、仮にも坊主となった私にとっては、幼い頃より縁遠い… |
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193 | 異体同心 | Eyu |
野生動物の生きる弱肉強食の世界、そこには自分の身を守るための様々な生態が見られる。中でも驚いたのはムクドリの生態だ。 |
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194 | 遺伝子治療 | Shougyo |
いつ頃からか、DNAとか遺伝子とかいう言葉が日常会話で使われるようになった。 |
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195 | 示された道を歩く | Kanshun |
この様な話がある。ある日、修行僧がお釈迦さまに「世尊、どの様な人を導きにくい人と呼ぶのでしょうか?」と尋ねた。するとお釈迦さまは、こう答えられた。「教えた道順の通りに歩まない人が目的地に到着できないように… |
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196 | 富める者 | Chijo |
一般社会とお坊さん社会、現実にはどちらが楽でどちらが大変か、という話に時々なる。 |
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197 | 毒には仙薬 | Chijo |
私たちは、口から食物を摂取することで細胞を生産し続け、生命を保っている。それは異物を体内に取り込み、自分の体に同化させる行為とも言える。 |
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198 | 神頼み? | Chijo |
インドの宇宙観によると、世界の中心には須弥山(しゅみせん)がそびえ、その頂上には帝釈天(たいしゃくてん)が住んでいるという。 |
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199 | どこまで悪くなる? | Shouryo |
親殺し・子殺し・幼児虐待・ワーキングプア・ネットカフェ難民・切れる子供・逆ぎれ・俺俺詐欺・振り込め詐欺・サブプライムローン・ストーカー……。暗い世相を物語るキーワードを思いつくままに挙げてみたが… |
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200 | 山野菜 | Ufo |
過日、山野菜採りに出かけた。車で三十分ほども走れば、まだまだたくさん採れる所がある。時には佃煮にして半年分も取れることもある。 |
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