lotus column 救われる生命 by Ichiei
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 私たち人間の体は約六十兆個の細胞から成り立っており、その大きさは0.01ミリ。さらに中の核には、二重らせんのテープ状になった遺伝子(DNA)が入っている。その幅0.00002ミリ、延ばすと長さは二メートルにもなり、三十億もの情報が入っているという。

 今から三十億年前の地球上に、生命を持った一個の細胞が生まれ、分裂と進化を繰り返して現在の動物や植物となった。一切衆生(いっさいしゅじょう)である。

 遺伝子研究で分かったことは、カビも虫も動物も、みな共通の遺伝子を持っているということ。これは、すべての生物がたった一個の細胞を起源とすることを証明している。

 ところが物質材料を組み合わせても、細胞はできるが「生命」を入れることはできない。はるか昔、いかにして最初の細胞に生命が与えられ、遺伝子に三十億もの情報が書き込まれたのか。凡人にはとうてい思議(しぎ)し難い。ただ、一切衆生には仏の性質「仏性」が備わっているというから、生命には仏に成るべき情報が含まれていると言えるだろう。

 お題目を、お釈迦さまから頂いた良薬であると信じきって唱え、人にも喜びをもって勧める。そうすれば、世間の毒に侵された六十兆個の細胞は蘇生し、われ仏・ひと仏・みな仏の世界が現れるのだ。

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