lotus column バックナンバー
201 仏さまって Koushin

 仏さまってどんな人?
 仏さまは何でも知っているの?
 仏さまは優しいの?
 仏さまはいつもわたしを心配してくれているの?

202 安らぎの言葉 Ryuko

 持病のため、今まで何度か手術を経験した。
 ある時、看護士主任さんの前で「なんでこんな病気になるのかなぁ」と、うっかり愚痴をこぼしたことがある。すると「あなたお坊さんでしょう。人の苦を受け取ってあげていると…

203 包みこむ Dozaemon

 最近、ガソリンや食物をはじめ、色んなものが値上がりしている。庶民の生活は苦しくなる一方だ。その原因を、ある解説者は「新興国が豊かになり、様々な物の需要が高まった結果、品不足気味になり…

204 世間と自身 Seikei

 世間では悪いニュースばかりが報道される中、我が家の近くで猫の赤ちゃんが産まれ、力強い鳴き声にとても感動して癒された。その矢先に起こったのが、想像を絶する規模のミャンマーのサイクロン、そして中国の四川大地震。

205 執着の罠 Shouko

 私たちは、人間中心主義に囚われたまま、豊かな生活を求めてはいないだろうか。経済的には発展しても、その中で生きる喜びを実感してきただろうか。
 科学優先・技術万能・合理主義に偏った…

206 ユビキタス Nichikame  最近「ユビキタス」という言葉をしばしば見受ける。漠然としか意味合いをつかんでいなかったので、辞書で調べると「いつでも、どこでも、だれもが恩恵を受けることができるインターフェース・環境・技術のこと」とある。
207 悲しい事実 Shougyo

「だいたい恩知らずほど守銭奴でケチだ。金、金、金、銭、銭、銭。金を貯めるだけ貯めこんでおきながら、お世話になった支持者、支持団体に恩返しのおの字もない」
「卑しい、醜い、骨の髄まで腐りきった…

208 法華経読みの法華経知らず Takochan

 古来より、日蓮聖人の書き遺された論文やお手紙を総称して「御妙判」あるいは「御遺文」「御書」といっている。中でも「御妙判」と名付けられたことについては、まさに仏の意を得たものと思われる。

209 蘇る日々 Dozaemon

 この夏、スポーツの祭典を観て、人の体はここまで凄いことが出来るのかと、感動を覚えた人もたくさんいたことだろう。 
 ところで皆さんはご存知だろうか。人は約六十兆個もの細胞の集まりであるということを。

210 一喜一憂 Eigyo

 十七日間の北京五輪が閉幕した。二百五の国と地域が参加し、二十八競技三百二種目を廻る戦いであった。一つの頂点を目指して、超一流と呼ばれるアスリート達が北京に集まった、世界最大のスポーツ祭典である。

211 Taiko

 こんな話がある。
 ある所に老人がいて、彼の財産は数頭の馬だった。死期を悟った老人は、息子三人を枕頭に呼び「長兄は二分の一を、次男は残りの三分の二を、三男は残りの三分の二を与える」と…

212 雑 草 Shougyo

 道路を歩いていると、ほんのちょっとのアスファルトの割れ目や、歩道の横の排水口から伸びているのは、いわゆる雑草のたぐいである。一説によると、雑草はその環境適応能力の高さゆえ「最も進化した植物」なのだそうだ。

213 どっこいしょ Ryuei

「あ〜どっこいしょ」
 ついつい言ってしまう言葉ではないだろうか。年をとるごとに、言う回数が増えたように思える。
 この言葉、もともとは仏教用語で…

214 美しい国 Chijo

「より細く、美しくなりたい」
 そんな願望は、ダイエットという言葉のもとに必要な栄養までを拒絶し、一部の女性たちの健康をむしばんでいる。また、夕食という自然なコミュニケーションの場は…

215 得 度 Shumei

「三界の中に流転(るてん)し、恩愛断ずること能(あた)わず。恩を棄て無為(むい)に入るは、真実の報恩なり」
 先日、長男が得度(とくど)した。かぞえの九歳で早いかもしれないが…

216 合 掌 Shougyo

「ゴメンッ!」「ありがとう!」「お願いっ!」
 これら三つの言葉に込められた、強い思いを表す「!」に注目したい。心の底からこうした言葉を発する時、「!」の所で思わず手を…

217 世界人権デー Eishu

 十二月十日が世界人権デーであることは、あまり知られていないだろう。一九四八年の同日に、第三回国際連合総会で世界人権宣言が採択されたことから、この日が記念日とされた。
 人権とは、すべての人が幸福な生活を…

218 出会いの妙 Shoudo

 ちょっと小耳にはさんだのだが、南米のベリーズという国では、ハバネロ(とてつもなく辛い唐辛子)をオレンジやマンゴーにかけて食べる習慣があるらしい。それを聞いて驚かない日本人は少ないだろうが…

219 話しかける Erou

 数人の人が背中を向けてばらばらに座っている。数メートル離た所にいる人が、その内の一人を選んで話しかける。話しかけられたと感じた人は手をあげる。
 これは演出家・竹内敏晴氏の…

220 警 告 Shoogyo

 苺を食べた。初夏の味覚を一月に食べた。当たり前のように食べた。ちゃんと苺の香りがして、ちゃんと甘かった。そこで考えた。一月に苺を食べる必要があるのだろうかと。
 私は五十歳。子供の頃、一月に苺は…

221 チェンジ!すべきは… Eyu

 現代は本当に便利な時代になった。携帯電話・コンピューター・自動車等、これまで家庭になかった物、またはあったけれども、家族で共有していた物を個人で所有する時代になった。皆が望んでいた、物の豊かな時代に…

222 仏 像 Shinryo

 先日、仏像の盗難事件が世間を騒がせた。犯人は他のお寺からも仏像を盗み、自宅で拝んでいたという。この様な身勝手な信仰にはあきれてしまうが、仏像や仏画に、人をひきつける不思議な魅力があることも確かだ。

223 当たり前を思う Gentai

 先日、ラジオで「トイレ難民」なる新たな社会問題が紹介されていた。公共トイレの個室内でメールや本を読書をする人が増え、中には食事をとる人までいるそうだ。そのため、大型量販店や駅などにあるトイレが満室に…

224 盲目をひらける功徳 Kanshun

 仏教は何のためにあるのか?それは人々の盲目を開くためにあるのだろう。
 個々の利益を求めるが故に、人々は進むべき道に盲目になる。制限のある世界の中ですべての人が物豊かな生活を送ろうとすれば…

225 心の壁 Chijo

 童話『三匹の子ぶた』は、元になった古いイギリス民話によると、煙突から侵入したオオカミが暖炉の鍋で煮込まれ、三匹の子ぶたに食べられてしまう筋書きだったそうだ。
 オオカミに吹き飛ばされる…

226 楽という字 Koushin

 漢字の「楽」を皆さんは何と読むだろう。
 一番多い読み方はラク(たのしい)で、次にはガク(かなでる)。しかし、まだ「ギョウ」という読み方がある。日頃用いられることはなく、現在では聞きなれない音になったが…

227 四無量心 Ryuko

 以前にも書いたが、病による入院中につい愚痴をこぼし、看護士さんに「あなたお坊さんでしょう。人の苦を受け取ってあげていると思えば楽になるよ」と諭されたことがある。諭す身でありながら恥ずかしいことだが…

228 大不況 Seikei

 昨年の十月以降、アメリカを震源地とした大不況が全世界を覆った。日本も例外なく影響を受け、厳しい状況が国民生活を直撃している。その原因といえば、何といっても強欲で極端な金儲け主義の暴走だろう。

229 お命頂戴 Chijo  仏教ではもともと肉を食べない、と思い込んでいる人も多いだろう。確かにお釈迦さまの定められた「不殺生戒(ふせっしょうかい)」は、自らと同様に他の命を尊ぶことを教え、その対象は人以外の動物や虫にまで及ぶ。
230 人生を謳歌するには Shouko

 人生という二文字を、どの様に理解して読むべきだろうか。これには、少なくとも四種類の読み方ができる。
一、人として生まれる。このことは簡単なようだが、生命の誕生は尊く、人の身を受けた…

231 おしゃかになる Nichikame

 物や関係がダメになることを「おしゃかになる」という。車が事故で廃車になった場合に「車がおしゃかになっちゃった」と使うなど、状況の悲惨さを和らげるための表現と言えるだろう。

232 風が吹けば… Dozaemon

 「風が吹けば桶屋(おけや)が儲(もう)かる」という言葉をご存知だろうか。江戸時代の言葉だそうで、「風が吹くと土ぼこりがたって目に入り、盲人が増える。盲人は三味線で生計を立てようとするから、三味線の胴を張る…

233 原風景 Chijo

 子供たちがテレビゲームもせず、塾へも行かず、夕食時には家族全員がそろってちゃぶ台を囲み、その日の出来事などを報告し合う。そんな日常をつづるアニメ『サザエさん』は、テレビの視聴率が軒並み低迷する…

234 他罰な人々 Eigyo

 傲慢なのに打たれ弱い。「悪いのは私じゃない」と他人のせいにする。そんな心理や行動を「他罰的」といい、自分の辛さを他人のせいにし、その原因となった人を恨むことで、無意識に自分の辛さを軽減しようとすることを言う。

235 賢者と愚者 Taiko

 先人の言葉によれば「賢者は歴史に学び、愚者は経験に従う」そうだ。なるほど、一個人の経験などというものは、わずか数十年から百年に過ぎない。
 ところが歴史を繙(ひもと)き…

236 仏さまの家 Chijo

 平家物語の冒頭にも登場する祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)。そこは、お釈迦さまをはじめ、千人・二千人というお弟子たちが食事や寝泊まりをすることができる、仏教教団随一の住居だった。

237 信じる力 Ryuei

 プロ野球もいよいよ大詰めを迎えてきた。どのチームも選手みな一丸となって、ひとつでも上の順位を勝ち取ろうと正念場に挑んでいる。選手一人一人の勝利への意識は最高潮であろう。

238 原因を生む結果 Chijo

 本年は、日蓮聖人が『立正安国論』の奏進によって、時の幕府を諫暁(かんぎょう)してから七五〇年という節目に当たる。
 「立正」とは正しい仏法の建立であり、「安国」とは安穏な国土を意味するが…

239 骨を折る Shumei

 この春先、家内が膝の骨を折った。
 四男が産まれて九ケ月となり、家にこもりがちで私への鬱積した不満を解消したい?のか、友人から誘いを受けてママさんバレーを始めた。

240 仏教は特別な体験を要求する? Erou

 現代では、特別な体験を求めて仏教に関心を持つ人が多い。その典型であり、今最もポピュラーなものが「禅」であろう。
 我々の多くは特別な体験を求めようとしがちである。「特別な」というのは…

241 あきらめない気持ち Eishu

 先日、ある報道番組で女子スピードスケートの第一人者である岡崎朋美選手の特集を観た。 彼女は三十八歳で五回目のオリンピックを目指しているのだが、印象的だった言葉があった。
「昔(若い頃)出来なかったことが…

242  絃  Shoudo

 二〇〇九年のフィギアスケート・グランプリシリーズを制したのは、韓国のキム・ヨナ選手だった。ミキティこと安藤美姫選手は、ショートプログラムでは首位に立つも、フリースケーティングでは残念ながら逆転されてしまった。

243 素直な心 Shinryo

 先日、読売新聞(二〇〇九年十二月十日発行)に小学四年生の少女の作文が載っていた。
 その少女の左足は義足で、それを初めて見た一年生から「にせ物の足だ」と言われて傷ついたそうだ。

244 理想を実現する方法 Eyu  「今年も一年、健康でありたいですか?」と問われて、「いいえ」と答える方はいないだろう。やはり皆いつまでも健康でありたいと願っている。しかし「健康診断を受けていますか?」と問われると…
245 学ぶべきものは何か? Kanshun

 先日、「ノート型パソコンと携帯電話端末の中間にある第3のカテゴリーを切り開く商品」として、iPadの情報が公開された。簡単に言えば、iPhoneをノート型にして高性能にした商品であるが…

246 仏弟子の品格 Gentai

 カナダのバンクーバーでは冬季オリンピックが開催され、毎日白熱した競技の様子が報道されている。しかしその一方で、日本代表選手の服装の乱れが指摘され、代表としての品格が問われている。

247 大変な時こそ Ryusei  今年になって大きな地震が世界各国で起こり、甚大な被害と多くの犠牲者を出したことが、ニュースでも大きく取り上げられている。そのニュースの中で、暴徒と化した人々がスーパーマーケットや商店を襲撃し…
248  絆  Eizui

 突然ではあるが「絆」という漢字の読み方をご存知だろうか? ほとんどの方は「きずな」と読むだろう。しかし、これはもう一つ、「ほだし」と読まれていることはあまり知られていない。

249 エール Chijo

 先日、某有名ファーストフード店を訪れた。不況下で生き残るための価格競争の結果、と言えばそれまでだが、一番安いハンバーガーは今や百円。店内に携帯ゲーム機を持ち込み、ダウンロードした簡単なクイズを解けば…

250 異常気象 Koushin  初夏の陽気が来たと思えば、一転、冬の寒さに。今年は、桜の花を長く観賞することができたと喜ぶ反面、寒さで花見どころではなかったと言う人も。花見と雪見がご同時にできる今年。その上、菜種梅雨かも知れないが…
251 善知識 Ryuko

 昨年、癰(よう)のため二度の手術を受けた。術後、ある信者さんに頂いた「河内粥」が、どんなご馳走よりもおいしかったことを今も想い出す。
 ところで、法事でよく読む法華経…

252 草木成仏 Seikei

 この春、花壇に草木の植え付けをした。土選びから苗の選定、育て方など、植え付けるまで思った以上に時間がかかった。
 植物によって水や肥料の分量に違いがあることを知り、考えてみれば当たり前のことだが…

253 依存と自立 Chijo

 縁あって「薬物依存の実態と更正への道」という講演を拝聴する機会を得た。これは何も裏社会の話に留まらない。共通のレジャーを楽しむコミュニティ、あるいは子供であっても、身近なところに覚せい剤や大麻の誘惑が潜む。

254 信仰の寸心を改める Shouko

 宮崎県を発端とした口蹄疫(こうていえき)の被害。この感染力の強いウイルスは、空気またはウイルスの付着した飼料・器具・衣服・車両等を介して広がった。現在も治療法はなく、発生した場合は家畜伝染病予防法に基づき…

255 イエスとノー Nichikame

「イエスとノー。その二つの間には、何もないのだろうか」
「筆を走らせたのは、宙ぶらりんの想いでした。 想いのかけらは朽ちることなく、ざわざわと心を揺らします」

256 大きな勇気 Shougyo

 毎年、日本人の四千人に一人が自ら命を絶っている。事故死や病死にカウントされたものを除いても、三千人に一人、あるいは二千人に一人が自ら命を絶っている可能性さえある恐ろしい世の中だ。

257 生活の指針 Dozaemon

 チョッと前、サッカーワールドカップ観戦で、寝不足になった人も多いのではないだろうか。日本チームは前評判の悪さにもかかわらず、「よく頑張った」と誇らしく思った人も多いことだろう。

258 永遠の課題 Shougyo

 ある日、ヨシ子さんは取り込んだままの洗濯物を廊下に積み上げていると、お姑さんに注意された。
「ヨシ子さん、洗濯物は取り込んだらすぐにたたまないとシワになりますよ」

259 親子人生 Eigyo

 日本は世界一の長寿国だけに、親としての人生も相当長いはずである。しかし、現在の生活環境等の状況をみれば、必ずしも親子で過ごす期間が長いとは言えない。
 例えば親子が別居している場合…

260 習い伝える Taiko

 論語は孔子の言行録だが、その中に「述べて作らず」とある。自身は新しい思想を作り出すわけでなく、先人の言葉に学び、それを復古する祖述者であるというのだ。
 一方、お経も解りやすく言えば…

261 いただきます Ryuei

「いただきます」
 食事の前に言う一般的な言葉である。この言葉を皆さんはどうとらえているだろう。
 ある女子高校では、一年生として入学して間もなく、生まれたてのヒヨコを二十羽ほど…

262 受容と肯定 Shougyo

 ある人が牛を見て「角のはえた馬だ」と言った。それに対しては「あれは馬ではなく牛ですよ」と指摘するのが普通だろう。逆に「角の生えている馬は初めて見ました!珍しいですね」と肯定する人はめったにいない。

263 古(いにしえ)を考える Shumei

「稽古は強かれ、情識はなかれとなり」
 世阿弥の伝えた能楽の聖典『風姿花伝』の一文である。稽古熱心であること、そして身勝手を誡(いまし)めている。伝統の中に生きる者にとって、根本に定めるべきことでは…

264 遺品整理屋 Eishu

 先日、ある報道番組で、遺品整理屋の仕事が取り上げられていた。増える独居老人や孤独死は社会問題化しており、特に今夏は猛暑による熱中症で孤独死された方も多かったと聞く。
 遺族から依頼があると…

265 切磋琢磨 Shoudo

 AKB48─「会いに行けるアイドル」という新ジャンルのアイドルグループができたことを、ややオタク気味の友人から初めて聞かされた数年前、彼女たちはまだ四十八名の正規メンバーすら集まっていない一B級アイドルだった。

266 人生のリーダー Shinryo

 今年の夏、チリで起きた落盤事故のことが、記憶に残っている人も多いのではないだろうか。地下七百メートルに閉じ込められた三十三名の安否は、当初絶望視されていた。しかし、事故から十八日後に生存が確認され…

267 チャンスロス Eyu

 ビジネス用語に「チャンスロス」という言葉がある。日本語では「機会損失」、つまり良い機会を失ってしまうことをいう。
 例えば、とあるスーパーでお弁当の店頭販売を行なったとする。

268 善知識 Kanshun

「末代悪世には悪知識は大地微塵よりもおおく、善知識は爪上(そうじょう)の土よりもすくなし」(三三蔵祈雨事)
 自分を正しい道に導いてくれる存在「善知識」。

269 灰汁即善 Gentai  肉や野菜を茹でたり煮たりすると、水面に白い泡状の灰汁(アク)が浮いてくる。この灰汁は見た目も悪く、癖のある味や臭いを持つため、お玉や網杓子で取り除かれる。
  270 近所の縁 Ryusei  昨年、奄美大島を異例の集中豪雨が襲ったことは、まだ記憶に新しい。数日間にわたり豪雨が続き、床下・床上浸水、土砂災害などの様々な被害をもたらし、数多くの死傷者も出た。  
           
271 人・思い・偲び Eizui

日蓮聖人の御妙判『立正安国論』に曰く。
「近年より近日に至るまで、天変・地夭(ちよう)・飢饉・疫癘(えきれい)、遍(あまね)く天下に満ち広く地上に…

  272  親  Dozaemon

 私は男ばかりの三人兄弟の末っ子である。三人とも幼い頃には、何か悪いことをすると、叱られてよく押し入れに入れられたものだ。
 そんな時、長男は…

 
  273 先祖代々 Shougyo

 益田ミリさんの漫画の中で、主人公が「誕生日って、私の両親が、わたしにわたしをプレゼントしてくれた日なんだよね〜」というフレーズがあった。筆者の流儀で言うと…

 
  274 鬼 女 Chijo

 近頃、インターネットで鬼女という言葉をよく目にする。既婚女性を略した既女(きじょ)から連想する言葉遊びだ。
 夫や姑に対する愚痴から、ご近所さんや飲食店の店員…

 
  275 いのち Shougyo

 昭和十九年、旧日本陸軍「上海陸軍第一病院」に一人の看護兵が配属された。彼の仕事の一つに、病院で亡くなった軍人の遺体の後始末があった。当時は遺体のすべてを…

 
  276 普通のおばあちゃん Shougyo

 七十代も後半の女性がいる。今日は内科、明日は整形外科、明後日は耳鼻科、日によっては病院のかけもち。「元気なりゃこそ病院に行ける」を地で行く生き方だ。

 
  277

あいさつ

Koushun

 毎朝、小学校の正門前に校長先生や地域のボランティアの方々が立ち、「おはようございます」と子供たちに声かけをしている。しかし、掲げられた「元気にあいさつ」という…

 

 

278 いのちの大切さ Taijun

 最近、公共施設や学校でよく見かけるAEDと書かれた設備。先日、その取り扱い方の講習会に参加してきた。突然に人が倒れて意識がない場合に…

 

 

279 妙法蓮華経 Dozaemon

 何となく常識だと思っていたことが、実はそうでなかったということは無いだろうか?
 例えば『時そば』というと江戸落語の演目の一つだが…

 

 

280 毎自作是念 Shuju

 日蓮宗のお寺では、本堂のお釈迦様が合掌されているお姿が多い。普通、合掌は自分より偉い方にするもので、一番偉いはずのお釈迦様がなぜ…

 
281 不殺生戒 Shougyo

 年末年始、新聞・テレビで「テロ」という言葉を目にしない日は無かったように思われる。本当に悲しいことだ。
 テロとはテロリズムの略で…

 

282 正義の味方? Shougyo

 創価学会の会員の方は、ほぼ全員が「聖教新聞」の読者であると思われる。しかし、その中の多くの方は、それ以外に「朝日」「毎日」等のいわゆる…

 

 

283 過去に向かう Chijo

 終戦から七十年を数える今年、檀家のK氏が九十八歳で逝去された。
 大戦中は軍艦の機関部を修理する技術者として戦地に赴き …

 

 

284 道徳と信仰 Koushun

 横浜のマンションでの耐震偽造工事問題が、連日報道されている。日本の建設事業は世界一であるとの信頼があったため、多くの人が衝撃を受けた。

 

 

285 開祖と教団 Shougyo

 昨年十一月三十日にパリで発生した同時多発テロでは、百三十名の尊い命が奪われ、三百人余りが負傷した。被害に遭われた方々のご家族のことを…

 

 

286 二つの苦しみ Taijun

 人に生まれると、根本的な生・老・病・死の四苦に、さらに四つの苦を加えた「四苦八苦」にさいなまれる。まず二つは、求めても得られない…

 

 

287 笑 顔 Dozaemon

 天災・人災を問わず、暗いニュースが流れない日は無い。そんな中でも先の熊本地震の折は、ボランティアに参加するため全国から大勢の人々が…

 

 

288 産まれること Tendo

 私には小学六年生になる息子がいる。最近、こんなことを言うようになった。
「自分もお坊さんになって、お寺の後を継がんとアカン…

 

 

289  道  Koushun

 リオ・オリンピックが終わった。日本は過去最大のメダルを獲得、次回の東京大会が大変楽しみになってきた。
 一方、女子柔道を見て…

 

 

290 心の師 Chijo

 若き日のお釈迦さまは、古代インドの小国・釈迦族の王子であった。世の無常を憂い、体調を崩すまでに思い悩む性格の王子に対し、父王は老いや…

 
291 消費期限 Shougyo

 コンビニでレジの順番を待っていると、レジで支払いをしようとする客と店員との会話が聞こえた。「お客様、失礼いたしました。この商品は…

 

292 繰り返し Taijun

 いまお寺に、知り合いの一歳十ヶ月の女の子が泊りに来ている。その子と本堂に行って遊んでいると、お経箱を開けて一巻づつ私に持って来ては…

 

 

293 あなたを拝みます Dozaemon

 いま世界には、保護主義つまり「自分の国さえよければ」という雰囲気が広がっている。その国とは、つまるところ個人の集合体だ。すると国の中にも…

 

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