lotus column バックナンバー
01 こころのインターネット Chijo  米国でのパソコン世帯普及率が、平成11年には50%に達したことが明らかになった。では我が国での普及率はというと、経済企画庁が同年行った調査によれば25.2%。これも四世帯に一つというすさまじい数だ。
02 東大寺の大仏 Chijo  奈良といえば鹿。そんなイメージの源となっている奈良公園には、たくさんの鹿たちがたむろしており、お釈迦さまが初めてお説法をされた、インドの鹿野苑(ろくやおん)を思い起こさせます。
03 王舎城の悲劇 Chijo  ビンバサラ王とイダイケ夫人には、年老いても子供が授かりませんでした。そこで占い師に尋ねたところ、いま山中で修行している仙人の命が尽きれば、二人の子として生まれ変わるというのです。
04 これだけは忘れないで Chijo  日蓮聖人がいかに経典に対し絶対的「信」を持っていたかは、その膨大(ぼうだい)な量のご遺文(いぶん)をひもとけば明白だ。それは鋭い言語感覚と文字=経典への深い帰依(きえ)をも意味する。
05 慈しみの第一歩 Shougyo  今から15年以上も前、テレビで放映されていた「大岡越前」と交互に放映されていた「水戸黄門」は、驚異的な視聴率を誇っていた。当時は主演が東野英治郎氏から西村晃氏に交代することも大きな話題を呼んで…
06 あなたを拝みます Taijo 『ああ無情』で有名な作家ビクトユ・ユーゴーは、「学校を一つ建てれば刑務所を一つ減らすことができる」と言ったそうです。しかし小中学校や高校、それに大学も何百何千と増え、現在のように…
07 運命は変わる Koushun  ある街角の易者が、死相の現れている一人の女性を見つけ、こうつぶやいた。「かわいそうに、彼女の寿命もあと一週間か……」しかし一週間後、その易者はいまだ元気な彼女の姿を見かけ、彼女を呼び止めると…
08 原因と結果 Shouki  仏さまの教えでは「善を修し、悪を断て」と言われている。また仏教の大前提は「因縁」という一言でも、表すことができる。すなわちものごとには必ず原因があり、結果があり、その間が縁によって…
09 如来の眼 Shougyo  少々人気も下火となった感のある大相撲ではあるが、先月も「20世紀最後の大相撲」と銘(めい)打ち、九州場所が華々しく開幕され、見事横綱・曙(あけぼの)関が優勝を飾ってその幕を閉じた。
10 叱りと怒り Keijun  今の天皇陛下がまだ皇太子殿下であったころ、妃殿下と共にある著名な心理学者の講義を受けられ、講義後にこう質問されたそうだ。「先生、よく『子供を叱(しか)る』と言いますが…
11 生命をいただく Taijo  新年明けましておめでとうございます。とはいっても昨年は、決してめでたくはない事件が頻発した。この国の経済が、戦後をかけぬけるように復興・発展してきたと同時に、人づくり・国づくりについても…
12 忘れていたもの Shougyo 「男は外に出ると七人の敵がいる」と、古くから言われている。しかし実際には七人以上、いや何十人、何百人と闘うことは、日常茶飯時になってしまった。そう、毎朝・毎夕の通勤ラッシュの光景は…
13 人の道 Taijun 「オレは太く短く生きたい」先日もある若者がこう言っていた。私も学生時代、そんな風に考える時期もあった。つまり「若い間は楽しむだけ楽しんで、歳をとる前に死にたい」ということだ。
14 心の健康 Gigaku  近頃「健康ブーム」と言われてる。いや、近頃のブームではない。もうずいぶん前から、この長いブームは続いている。そう言えば一時流行していた「紅茶キノコ」なるものは、いったいどこへ行ってし…
15 一番の孝行 Shougyo 「孝行したい時には親はなし」ということわざは、ずいぶんと言い古された感があります。でも、これは単に孝行だけにとどまることではありません。例えば、親や祖父母の色々な「ものの見方」や考え方に…
16 正気に戻ろう Zuiho  まだまだ寒い日もありますが、もうすっかり春の気配。陽気な季節は気温もよく、空気もおいしい気がしますね。大気が澄み、気圧が安定し、気候がいいと気分が良くなり、元気が出てきます。
17

親は子を選べない?

Jouko

『法華経』の「観世音菩薩普門品」に、こんな一節がある。
「もし女性が男の子を産みたいと思って、観世音菩薩を礼拝し供養すれば、福徳と智恵に恵まれた男の子が産まれるであろう。
18 祈るということ

Shougyo

 季候の良いこの月、中学や高校へ進学した子供たちも、新しい環境に少しは慣れた頃だろうか。
 受験戦争という言葉が生まれてから久しいが、晴れて合格の発表を目にするまでは…
19 フナのいのち

Taijo

 15年程前、ある小学校の校長先生が著した『母のいのち子のいのち』という本を読んだことがある。今となっては手に入らない本かもしれないが、その中に「フナの解剖」という一章があったのを覚えている。
20 忘れてしまいたい! Zuiho  この世で罪を犯して懺悔(ざんげ)も無い者は、死んでから地獄に堕ちるという。全部で八つある地獄世界の中でも、特に「無限地獄」は苦しみが絶え間なく続き、休む間も無い所だそうだ。
21 水のように

Gigaku

 今から16年も前のことだが、昭和60年(1985)5月、焼失より110年にしてようやく身延山大本堂が竣工した。その間の歴代関係者は、今か今かと本堂の復興を願ってきただろう。
22 仏教僧の本業

Kousho

 8月といえば、関西地方では「お盆」の月だ。しかし日本の仏教徒にとっては、それ以上に大切な問題について考えなければならない月でもある。すなわち8月6日の広島原爆投下記念日がそれだ。
23 知識と智恵

Shougyo

 ある年老いたお医者さんが、こんなことをおっしゃっていた。
「これから先、病院を開業しようと思えば莫大なお金がかかります。なぜなら検査のために高い機械を購入しなければならないからです。
24 極楽はどこに?

Shougyo

 来月はお盆。関西などでは8月にはいると、町中でひんぱんにお坊さんの姿を見かけることになる。
 それにしても今年は、例年にない猛暑だ。すでに今月始めのお参り先で…
25 身は口ほどに

Keijun

「わざわいは口より出(い)でて身をやぶる。さいわいは心より出でて我をかざる」(日蓮聖人御遺文「重須殿女房御返事」より)
 一億人総評論家時代。テレビやラジオ・新聞・雑誌に各種各様の論が…
26 逆転の逆転

Shougyo

 先日車の中で、ある弁護士による法律相談のラジオ番組を耳にした。
「私の息子は数カ月前に車にはねられ、一カ月入院した後、リハビリのため二カ月以上も病院に通いました。その間、加害者は…
27 極楽だなぁ〜

Chishin

「暑いなぁ。早くエアコンのきいた部屋で涼みたいよ」
「のどがかわいたから、ジュースでも飲もうよ。ねぇ、お金かして」
 
ジュースがガタンと自動販売機から…
28 良い日、悪い日

Keijun

 私立高校の入学試験が始まった二月、ある中学校で一人の男子三年生が、誰もいない雪の積もったグランドで、何やら作業に励んでいたそうだ。そして何人かの生徒が校舎の窓からそれを見つけ、彼が雪の上に…
29 裏のない記録

Takochan

 今や運勢などの占いが載っていない雑誌の方が少ないのではと思うくらい、長期的なブームは続いている。いつぞやは阪神タイガースの優勝を予測し、見事に的中させた細木数子さんの本はロングセラーとなり…
30 輝くまごころ

Taijo

 不況にあえぐこの時代だからこそ、物に栄えて心に亡んだ結果から生じている様々な問題を、深く反省できる機会ではないだろうか。
「いつも三月、花の頃、おまえ十八わしゃ二十歳、死なぬ子三人みな孝行…
31 いい人

Shougyo

 今から20年以上前に、全国で初めて喫茶店での法話の集い『現代の辻説法』を提唱された酒井謙祐師が、ご自身の随筆の中でこんなことを書かれていた。
「本当に『いい人』は、山の中に…
32 パソコンに遭う

Zuiho

 パソコンを使うようになって、文章を書くのが実に楽になった。
 まず、下手な文字を人前にさらさなくてもよくなったこと。なにせプリンターという機械が、素早く文章を印刷してくれるのだから…
33 親バカ

Chishin

 連休ともなると、電車が止まったとたん子供たちが「ワァーッ!」っと乗り込んでくることがある。多くは靴をはいたままパッと席につき、窓の方を向いて靴の裏を見せる。時には親が子供の手を引いて…
34 木が拝む

Shougyo

 法隆寺の昭和大修理や薬師寺金堂の復興などに、多大な功績を残した故・西岡常一氏。宮大工棟梁(みやだいくとうりょう)として代々その腕を受け継いでいる彼の家には、次のような口伝(くでん)がある。
35 何も持たずに Shougyo  昭和63年(1988)3月13日の朝、出かけに車のラジオのスイッチを入れると、開業したばかりの青函トンネルを通る、一番列車からの中継が聞こえてきた。しばらくすると、今度は瀬戸大橋からの…
36 心とスピード Shougyo  新年明けましておめでとうございます。
 さて、出し遅れた年賀状が、いまだに何枚か届くのがこの時期。きっちり元日に届くのは前年の12月に投かんされたものだけ…
37 ゆるし合う関係

Shougyo

 僧侶であり、また有名な教育者でもある無着成恭(むちゃくせいきょう)師のエッセイ「宗教と教育」の中で、師が「ゆるす」ということについて論じておられた。
 広辞苑(こうじえん)によると…
38 善を行うには?

Zuiho

 むかしむかし中国に、松の木の上に巣を作って住んでいるお坊さんがいて、そこを通りかかった知事とこんなやり取りがあったそうだ。
「そんな高いところにいると危ないですよ」
39 自戒 Keijun  辛い人が多いのは、感謝をしないからだ。
 苦しいことが多いのは、自分に甘えがあるからだ。
 
悲しいことが多いのは、自分のことしか分からないからだ。
40 飽食と飢餓

Ryouko

 不況下とはいえ、各地のデパートで催される「食の名産地展」「全国駅弁フェア」などは、あいかわらず盛況のようだ。
 現在の日本は「飽食(ほうしょく)の時代」から、…
41 成仏の方法

Keijun

 江戸時代の高僧・慧妙日燈(えみょうにっとう)上人は、ご自身のお母さんを導かれるにあたって、このようにさとされた。
「み仏の教えを一時相続すれば一時の仏、一日相続すれば一日の仏…
42 怖いものなし

Shougyo

 自分が強いものや大きなものに対した場合は卑屈(ひくつ)になり、弱いものや小さなものに対した場合は尊大(そんだい)にかまえる。また自分が順境(何事も思った通りに運ぶ)だとおごり高ぶり、逆境だと…
43 アメリカの心 Chishin 「たくさんの沈みかけている船を、君のアイデアとエネルギーで救うことができるかもしれない。失敗寸前のビジネス、ボーイスカウト、聖歌隊、公立学校、あるいは市議会など、あえいでいる組織を…
44 超能力 Taijun  ひと昔前の超能力・霊能力ブームにとどまらず、不安定な世相を反映してか、現在でも風水や陰明師・心霊現象といったキーワードをよく目にする。さすがにMr.マリック氏による巧妙な奇術「超魔術」が…

45 心の財 Shouhaku  最近の女性は、確かに美しくなった。中には「ガングロ」「汚ギャル」なとと呼ばれる人もいるが、中高年の方々の中でも、ひと昔前に比べれば美容やファッションに気を使い、各人の個性を生かした…

46 縁起をシッタ日 Gigaku

 今から約3,000年前の話。
 6年間の修行を続けられた元シャカ族の王子・シッダルタは、その苦行が無益なことを知って山を下りると、尼蓮禅河(にれんぜんが)に入り身を清められた。

47 唱題を行じる Kousho

 「お題目を唱える」という修行には、大別すると二通りの方向性がある。
 一方は自分のために唱えるお題目であり、もう一方は仏さまのために唱えるお題目だ。

48 美しき調和 Jouko

 インディアンであるポビ族の長老が、こんなことを言っていた。
「地球はすべての生命を産む母である。人間ばかりでなく、草も木も魚も動物もすべて地球の子供たちである。

49 あきらめずあきらめる Ufo  「諦(あきら)める」という言葉がある。今では「ギブアップ」「断念する」という意味で使われているが、もともとは「明らかにする」つまり「物事の理法を追求する」という意味だった。

50 小乗と大乗 Shougyo  仏教には、大別して「小乗仏教」「大乗仏教」の二つがある。自分一人の安心すなわち「悟り」を求める仏道修行を小乗ととらえ、自分と共に、また自分はさておいても他人に悟りを開いて欲しいというのが大乗の立場だ。
51 誓言なければ

Shougyo

 あれからはや十年余りもの年月が経つ。空前の好景気にわく就職戦線は、学生一人につき七つの会社から誘いがかかるという信じがたい状況だった。そんな中で各企業の人事担当者は、玉石混淆(ぎょくせきこんこう)の…

52 感動を呼ぶもの Chishin  最近、感動することが少なくなってしまった。歌やテレビドラマに心打たれたり、新鮮さを感じることもなくなったように思う。歳のせいだろうか?ぼやいていても仕方がないので、これまでに得た感動を思い出してみる。

53 悲しみの泉から Eo

 人間とは逆境の中で成長し、順風の中では成長しないものだ。だから「心に悲しみを持った時」にどう生きるかによって、その人の値打ちが決まってくる。
 心の悲しみを自分の優しさに変え…

54 寒苦鳥 Taijun  インドの雪山に寒苦鳥(かんくちょう)という鳥が住んでいた。この鳥は夜になると「ああ寒い、ああ寒い」と鳴き、毎晩「夜が明けたらこの寒さに耐えられるよう巣を作ろう」と思うのだが、いつも昼になると…

55 情けは誰のため? Shougyo  AさんがBさんに親切にし、Bさんはそれを喜んでCさんにも親切にした。そしてCさんもまたDさんに、DさんもまたEさんに……と親切にしていって、いずれZさんが最初のAさんに親切にすることがあるかもしれない。

56 人間は人間が好き Chishin

 大阪の四天王寺では弘法大師の命日にちなみ、毎月20日と21日は「お大師さん」といってたくさんの出店が軒を連ね、お年寄りの参詣者で道がいっぱいになる。まだ自分がお坊さんになるとは夢にも思っていない子供の頃…

57 ちっぽけな祈り Shougyo

 ここに長さ1メートルの定規があるとする。この定規の長さが地球の誕生から現在までの長さなら、私たちの一生は1万分の1ミリにもならない。
 また、水をいっぱいに入れたバケツが…

58 自由の国 Shougyo  先日、公園に行くと、清掃用具入れのプレハブ倉庫の壁に「この屋根にのぼってはいけません」と書かれているのを見つけた。また、園内には「犬のフンは飼い主の手で始末しましょう」と書いた立て札がある。

59 常に、常に…… Teiko

「それ見たか、常が大事だ大晦日(おおみそか)」
 この間までお正月だと思っていたのに、もう来月は12月。いかに毎日をウカウカと過ごしていたことか。

60 一番のたから Gigaku

「お金はためて置いていく。罪はつくって持っていく」
 生きている間にためた財産も家も、当然ながらあの世に持っていくことはできない。持っていけるのは、その人が生前中になした…

61 本音と建前

Shougyo

 私が頭を剃(そ)り、袈裟(けさ)を着けさせていただくようになってから、はや二十六年が経過した。思い起こせば、自分の生まれた家がたまたま寺であったというのが、僧侶になった直接的な動機である。

62 仏さまの胎内で Teiko

 舞踏家として世界にその名の知られた大野一雄氏は、百歳に手が届こうという今もなお現役で舞台を踏んでおられる。
「年を取るにつれ、次々に体験を積むわけですよね。死の間際だって、踊りの最大の…

63 僧侶の価値 Kousho  聖徳太子が制定された『十七条憲法』の中に「篤(あつ)く三宝(さんぽう)を敬え。三宝とは仏・法・僧也」という名文がある。国民が三宝を大切にし、なおかつこれを尊ぶ時、国土はその果報(かほう)により…

64 蘇生の義 Shougyo

「門松や冥土の旅の一里塚、目出度(た)くもあり目出度くもなし」
 かの有名な一休禅師が詠まれた歌だ。
 忘れもしない今から十年前の12月初旬、インドの仏跡(ぶっせき)を…

65 わが心、われ知らず Taijun  人間だれでも、顔の真ん中は鼻である。そして鼻の働きといえば、思いつくことは「においを嗅ぐ」「息を吸ったり吐いたりする」ことぐらいだろう。しかし実際には、もっと精密な作業がされている

66 幸せの余分 Shougyo

皆さんは転換社債(てんかんしゃさい)というものをご存知だろうか?
 「バブル経済の崩壊」という言葉があちこちのメディアで踊っていた頃、ある証券会社から「転換社債を買いませんか?」との…

67 無上のよろこび Chishin

 先日、大阪のあるお寺の本堂が改築され、めでたく落慶(らっけい)法要が営まれた。この時を迎えることができたのも、多くの檀信徒の方々が、それぞれの生活に応じて寄進されたおかげである。

68 心のエコロジー Shougyo

 いつの頃からか、新聞や雑誌・テレビ等に「環境問題」「環境破壊」という言葉が頻繁(ひんぱん)に登場するようになった。
 例えば醤油(しょうゆ)を買う時は、なるべくガラス製の一升(いっしょう)ビンを…

69 時は解決してくれない Chishin  今から60年近く前の日本の空には、B-29というアメリカの爆撃機が、白い飛行機雲の尾を引きながら五〜六機の編隊を組んで飛んでいた。そして、日本の戦闘機がそれらに向かっていく姿を見て、皆で拍手しながら…

70 自他幸甚 Gigaku  町内にあるお地蔵さんのお賽銭(さいせん)が年々増えている。神社仏閣への初詣や、商売繁盛のお祭り「戎さん(=えべっさん)」も大にぎわい。平成の大不況と言われているが、それだけに「神だのみ」をする人が…

71 天の声

Zuiho

 我が家の留守番犬「天」が死んだ。まだ八歳、といっても犬の年齢では老人らしいが、急性心不全か脳溢血(のういっけつ)らしく、突然の他界だった。
 獣医さんを通じて動物霊園から…

72 ええこと聞いた Shougyo

 檀家さん宅へご回向の途中、ある駐車場で管理人のおばさんとの会話。
「おじゅっさん、いっぺんお祓(はら)いしてくれへんかなぁ」
「どうしたんですか?」

73 馬鹿力 Taijun

 先日、日蓮宗の総本山・身延山久遠寺と七面山登山のため、団体でお参りに行って来た。七面山は信仰のお山で、標高は1982メートルある。
 その時、私の叔母(おば)も参加したのだが、昨年入院し胆石の手術したばかりで…

74 生活ということ Teiko 「無上甚深微妙(むじょうじんじんみみょう)の法は百千万劫(ひゃくせんまんごう)にも遭(あ)いたてまつること難(かた)し。我今見聞(われいまけんもん)し受持(じゅじ)する事を得たり。

75 いま足りないものは? Shougyo

 まさに梅雨と呼ぶにふさわしく、今年は雨が多い。だが数年前、日本では深刻な水不足と米不足に悩まされた年があった。
 水と米、どちらも自然の力と恵みによって与えられるものだ。そのことを私たちが…

76 心の基準 Chishin

 今から130年前の明治5年12月3日、日本の暦(こよみ)は旧暦(太陰太陽暦)から太陽暦(グレゴリオ暦)に改められ、日本はこの日、突然に明治6年(1873)1月1日を迎えた。
 ここに欧米先進国と共通の日時に…

77 どう祈るのか? Shougyo

 九州各地における豪雨災害に対し、ただただ一日も早い復興を祈念している。そして、こうした自然災害のニュースを耳にするにつけ、いつも思い起こされるのが「阪神淡路大震災」のことだ。

78 ご利益信仰 Shougyo  地下鉄サリン事件やオウム真理教の問題が世間の話題の中心となっていた頃、既成教団または伝統教団を標榜(ひょうぼう)する仏教教団は、こぞって「オウムなど仏教ではない、宗教ではない」と批判をくり返していた。

79 二匹の蛙 Taiko

 大阪に住む蛙(かえる)が「古都、京都が見たい」といって旅に出た。一方、京都に住む蛙も「食いだおれの街、大阪が見たい」といって旅に出た。そして数週間後、二匹は天王山の山頂でバッタリ出会った。

80 外れたのはどっち? Shougyo  統一教会・幸福の科学・オウム真理教改めアーレフ等、目を見張る勢いで教線を拡張した様々な新宗教教団……。彼らが巻き起こす社会的諸問題がマスコミによって顕在化した時、決まって聞こえてくるのは…

81 善悪二面

Chijo

 物には善悪の二面があるといわれる。例えばここに、一本の出刃包丁を引き合いに出してみよう。
 どこの家庭の台所にも、たいてい一本はあるだろうこの包丁。鋭い刃先を使って…

82 ボランティア Shougyo

 テレビ画面の上部に突然流れ出す地震速報。あれを見るたび、いつも阪神・淡路大震災のことを思い出す。
 毎年1月17日になると、当時の状況や復興について今だにニュースで取り上げられる。

83 善悪の判断基準 Zuiho

 まるでクイズのような話。悪いことを悪いと知っていてやることと、悪いと知らずにやることは、はたしてどちらが悪いのか?
 子供の頃「悪いと知らなかったのならともかく、悪いと知っていてやるのは…

84 引き継がれるべき宝 Shougyo

 最近買った本を開いてみるとに、こんな言葉が目にとまった。
「ともすると、あらゆる欲望を捨て去り見向きもしなくなるのが、宗教の教えのように思われているが、そんな非人間的なものを…

85 分かち合う相手 Chishin  阪神淡路大震災から一年あまり経った頃、神戸の仮設住宅で亡くなった一人暮らしの方は、約60人にも達していた。病気で亡くなった人、帰る道が分からなくて凍死した人、または自殺した人……。

86 銀河鉄道に乗って Shougyo  生誕百年を迎えての宮沢賢治ブームは大変なものだった。賢治を題材にした映画は二本封切られ、ちょうど百年に当たる8月27日前後になると、毎夜テレビのどこかのチャンネルで特集番組が放映されていた。

87 仏さまの証明 Taijun  社会では、証明すること無くして何事もスムーズには運ばない。例えば就職する場合だと、健康を証明する健康診断書や、どこの大学を出たか証明する卒業(見込み)証書などが必要となる。また運転免許証は…

88 年頭所感 Shougyo

 作家・宮本輝氏のエッセイ集『命の器』にこうある。
「どこの家庭を見ても感じることだが、同じおとっちゃんとおかっちゃんとの間に生まれたのに、なぜ子供たちの性格はてんでんばらばら…

89 心の便り Koushun  毎月二十三日は「フミの日」として、便りを書くことが奨励されている。手紙を書くのがおっくうに感じる人でも、便りをもらって開封する時の、あの嬉しさは格別だろう。たとえ葉書に数行であっても…

90 本当の礼拝行 Shougyo

「物に栄えて心が滅びる現代の世相を座視するに忍びず、数名の仲間と相諮(あいはか)り、千日前アメリカン喫茶店の二階を会場として、二ヶ月に一回の人造りの集いを開き……」
 これは「現代の辻説法」と称して…

91 予測不能の法則

Gigaku

「光陰矢のごとし」の通り、月日は早く過ぎていく。今月もお檀家へお参りすると「早いですな、彼岸が終わったらもうお盆がやって来ますがな」「お盆が過ぎたらじきに正月ですえ」といった挨拶が交わされる。

92 尊ぶための勇気 Seike

 平成十六年三月十日、全国民を震撼させた「神戸連続児童殺傷事件」の犯人が、関東医療少年院を仮退院した。
 当時は中学三年生だったとはいえ、犯罪行為の責任が彼自身にあるのは当然だとしても…

93 まず臨終を習う Shougyo  あなたの残された命があと一年、あるいは半年・三ヶ月といった状態を迎えたとすれば、あなたはそのことを自分で知っておきたいと思うだろうか?この問いかけに対して、多くの人が「知っておきたい」と答えるそうだ。

94 後悔のない生活 Teiko

 以前、大河ドラマ「毛利元就」の最終回で、元就が「地獄に堕ちる。わしは恐い」とつぶやき、人を殺した時の恐ろしさを回想するシーンがあった。
 その時、妙夫人が…

95 老いの輝き Chishin

 今年もオリンピックがやってくる。早く、流れるように美しい姿。高く、遠く、そして強く……。
 前回の「ソルトレークシティ・オリンピック」でも感動し、「パラリンピック」には…

96 鏡の中の自分 Shougyo

 政治家の汚職問題をはじめとして、乳製品や食肉業者の偽装事件等、目先の利益に目がくらんだため、単純な倫理道徳を忘れてしまう人たちが後を絶たない。
 数年前も、大蔵省や日本銀行の接待汚職で…

97 違った見方 Zuiho

 先日、友人から面白い話を聞いた。
 東京の靴の大手メーカーが海外への市場拡大を計画し、二人の社員に発展途上国へ調査に行かせたところ、二人からの報告がまったく違っていたそうだ。

98 鈍感な人々 Shougyo

Aさん「仏さまの教えを、一言で言うとどうなりますか?」
Bさん「善いことをして、悪いことをしない。心を浄(きよ)らかに保つ。ということでしょうね」

99 つまらない比較 Shougyo 「私が必ず聖人であるとも限らないし、彼が必ず愚者であるとも限らない。共に凡夫なのだ。誰が正しく、誰が間違っていると、誰が決められよう。私も彼も、共に賢く、共に愚かなること、鐶(みみがね=金属の輪)に…

100 働かない大人たち Dozaemon  日本でも、目を覆(おお)いたくなるような暗いニュースばかりが続いている。「遊ぶ金が欲しかった」「保険金が欲しかった」など、よく言われるところの「自分さえよければ」という動機による…

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