lotus column 感動を呼ぶもの by Chishin
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 最近、感動することが少なくなってしまった。歌やテレビドラマに心打たれたり、新鮮さを感じることもなくなったように思う。歳のせいだろうか?ぼやいていても仕方がないので、これまでに得た感動を思い出してみる。

 小学校二年生の時、障害物競走で一等になった。弟の絵が小学朝日新聞で一等を取った。中学校の合格発表の日。陸軍飛行兵になった先輩が、母校の上を飛来してくれた日。映画『カーネギーホール』を観た日。街頭テレビで初めて見たプロレス。初めて参詣した身延山の朝勤(ちょうごん)。復興した自坊の本堂落慶式。インド霊鷲山(りょうじゅせん)の旭日(きょくじつ)。初めて聴いた高座説教の日蓮聖人伝。長男が産まれて我が家へ帰ってきた日。東京オリンピックの入場式。ひいきのプロ野球チームが優勝した日。子供が浪人の後、大学に合格した日。ベルリンの壁が崩壊……。

 まだまだある。しかし、これから先も感動を得る日があるのだろうか?いや、あるある!子供の結婚。孫の誕生から入学。テレビの名ドラマ。そして、私の説教を聞いて「心にジーンときました」と言ってくれる人がいたら……。

 そうだ。平和で裕福な環境になれてしまい、感動はまわりが与えてくれるものと勘違いしていた。まずは自分が、心の窓を開かなければ!

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