lotus column 働かない大人たち by Dozaemon
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 日本でも、目を覆(おお)いたくなるような暗いニュースばかりが続いている。「遊ぶ金が欲しかった」「保険金が欲しかった」など、よく言われるところの「自分さえよければ」という動機による、窃盗・傷害・殺人事件ばかりが目立つように思う。

 そのような社会では、まるで大人たちの毒が濃縮され受け継がれてしまったかのように、今度は子供たちまでもが人を傷つけ、人を殺すようになってしまった。

 「働く」という言葉がある。「人が動く」と書くが、一体何のために人は動くのか?実は「傍(かたわ)らの人を楽にしてあげる」ためである。つまり、自分以外の人のために動くことを「働く」というのだ。そうすることで、人々の生活は安定して社会が明るくなり、その影響がまた個人へと帰ってきて、個人の生活も安定する。

 しかし経済が発展するに連れ、競争を優先するあまり他人をかえりみない人が増えてきた。他人に対する思いやりと感謝の心が社会に反映し、ちゃんと自分を助けて導いてくれるのを、信じることができない人が増えてきた。本当の意味で働く人が減ってきたと言える。

 これからは一つ、皆で一生懸命に働こうではないか。

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