lotus column まず臨終を習う by Shougyo
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 あなたの残された命があと一年、あるいは半年・三ヶ月といった状態を迎えたとすれば、あなたはそのことを自分で知っておきたいと思うだろうか?この問いかけに対して、多くの人が「知っておきたい」と答えるそうだ。

 では、あなたのご両親や奥さん、お子さんやご兄弟がそのような状況になったとしよう。そして、その人は常々「自分の命が長くないのなら、必ずそのことを知っておきたい」と言っていた……。さて、あなたは本人の希望通り、その人に残された時間を正直に伝えるだろうか?この問いかけに対しては、多くの人が「伝えたくない」と答えるのだとか。

 これが、現代における「死の宣告」の実状だ。自分は知りたいが、自分の身内の場合には伝えたくない。つまり、たくさんの人が自分の意志に反した「人生の総決算」を迎えることになる。しかし、だからといって残された時間を安易に告げることは、さらに大きな問題を生み出しかねないだろう。

 根本的な解決には、皆が仏教を学び、受け入れ、日常の生き様と振る舞いをもって修行する者となる以外にない。そうなれば様々な悩みに対峙(たいじ)し、あるいは老・病・死に臨むに当たり、それらを素直に受け入れる揺るぎない覚悟を得ることができる。

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