lotus column 外れたのはどっち? by Shougyo
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 統一教会・幸福の科学・オウム真理教改めアーレフ等、目を見張る勢いで教線を拡張した様々な新宗教教団……。彼らが巻き起こす社会的諸問題がマスコミによって顕在化した時、決まって聞こえてくるのは、問題の原因を「伝統仏教の怠慢(たいまん)」に求めようとする声である。

 もちろん伝統仏教の末席を汚す者として、私自身こうした批判は大いに反省材料としなければならない。しかし、批判する人たちもまた「自らには反省材料が無かっただろうか」と考えて下さるよう願うのは、私たち僧侶のおごりだろうか。

 先祖供養とご利益。伝統仏教にこの二点以外を求める方が、はたしてどれ位おられるだろう。自らは道を求めようとせず、与える側を一方的に非難しているのなら、それもまた様々な社会問題の十分な要因となりうるはずだ。

 お釈迦さまは、生きている人々に向かって「生き方」をお説きになり、その教えの記録が仏教経典となった。僧侶であるか否かにかかわらず、私たちはそうした基本線に立ち帰り、現状がいかに基本から外れているかを見つめるべきである。

 そして法華経の教えを、お知り合い、お友だち、ご家族の方に、たとえ一端でもお伝えして欲しい。一人でも多くの方にこれを伝えることもまた、外すことのできない大切な基本線であるからだ。

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