ある新聞に『こころの養生法』という記事が載っていた。「若いうちは喜び過ぎず、考え過ぎないこと。中年期は怒り過ぎず、驚き過ぎないこと。老年に達したら悲しみ過ぎず、恐れ過ぎないのが肝心とされる。東洋医学ならではの味わいである」と。
さて私ごとだが、最近腹痛が続くため病院へ行くと、念のため胃カメラ検査を受けるよう言われて後日検査に行った。その結果、ピロリ菌と胃潰瘍(いかいよう)という診断で、幸い軽いため薬の服用だけでよいとのこと。
原因はお酒の飲み過ぎだ。先ほどの養生法ではないが、何ごとも過ぎると良くないということだろう。分かってはいるのだが……。
ちなみにピロリ菌と胃潰瘍には密接な関係があり、たいていの人の体内にピロリ菌はいるが、悪さをするかしないかということだ。私の場合、アルコールがピロリ菌を怒らせてしまったらしい。
しかし、ピロリ菌が怒ってくれたおかげで、大事に至らなかったのかもしれない。そう考えると、この悪玉菌は私にとって先生だと言える。ともかく、皆様くれぐれもお体をお大事に。「あんたには言われたくない」と言われそうだが。
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