lotus column 三つ子の魂百まで by Kouryu
what's new

 新潟県中越地震の土砂崩れ現場から、無事救出された二歳の男の子。横転し土砂に埋まったワゴン車と岩の間に偶然できた、幅五十センチ、高さ一メートルの小さな空間のおかげだった。

 その奇跡的な生還から丸二年を迎えた。男の子は今でも、おぼろげながら当時のことを記憶しており、母と姉の墓前に手を合わせる姿がニュースで映し出されていた。将来はレスキュー隊員になりたいのだという。

 今、乳幼児に対する虐待等のニュースが、連日のように報道されている。いくら幼いとはいえ「三つ子の魂百まで」。親の身勝手な行為は許されるものでは無い。自身の心を正直に見つめ、互いに一人の人間として向き合っていくことで、親もまた成長させられる。

 まだ何も分らないと思っていても、ちゃんと分っているのが子供。うちの子は三歳を過ぎたが、今からでも遅くは無いだろう。いや、そういうあまい考えが、そもそも身勝手なのだろうか?

what's newdiscourseseasontalesideadownloadlinkmyoabout "myo"site mapNOEC

HOME

Since 1999, Nichiren-shu Osaka Enlightenment Center. All teachings are opening up.