lotus column 十の言葉 by Shougyo
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 「お早うございます」「今日は」「今晩は」「行って参ります」「行ってらっしゃい」「ただいま帰りました」「お帰りなさい」「頂きます」「ご馳走様でした」「お休みなさい」。

 挨拶は他にも色々あるが、これらの言葉は現代の世相を少しでも明るくする第一歩に思える。しかし、こうした日常的な極々当たり前であるはずの言葉が、次第に失われているように感じる。

 お互いに心を通わせる、そのきっかけとなるのが挨拶。冒頭に挙げた「十の言葉」を、儀礼的でなく心から口にする時、それらが敬いや感謝の気持ちから紡(つむ)ぎ出された言葉だということに、あらためて気づかされるだろう。

 さらに、仏さまの言葉に素直に耳をかたむけると、出会う人すべてが「仏さまの慈悲を成す人」であることに気づく。この「気づき」と共に安穏な社会を次代へ受け継ぐという責任を、私たちはみな背負っているのだ。

 そうして互いに相手の存在を認め合い、本当の価値を見い出せる社会では、はつらつとした挨拶の声が自然と飛び交うはずである。

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