lotus column 人生の羅針盤 by Shouko
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 幸福とは何か、幸福の道を歩むためにはどの様にすれば良いのか、人それぞれの答えを持っているに違いない。

 たとえ経済的に恵まれ健康であっても、自分が「幸福」であるかどうかを決定するのは最終的に自分の心しかない。

 人生とはまず「人が生まれる」と読む。そして、すべての人々の助けを借り、自然の恵みを受けて「人として生かされて生きている」こと。それら恩を受けっぱなしで、感謝の心が伴わなければ、幸福だと感じることはないだろう。

 お釈迦さまは、私たちの心について「富に執着し、名誉利欲に執着し、悦楽に執着し、自分自身に執着する。この執着から苦しみや悩みが生まれる」と考究されている。

 特に貪(むさぼ)り・瞋(いか)り・愚かさは、この世の悲しみと苦しみの元になる。これらに対し、戒(いまし)めは貪りを、正しい心の統一は瞋りを、智恵は愚かさを取り去ると教示された。

 現代社会には「人生の羅針盤」が必要である。すべての人々が信じ合い助け合える社会を築くために、人間の誇りと自然の恩恵を教える信仰こそ、私たちが幸福の道を歩むための指針ではないだろうか。

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