小坊主のつぶやき |バックナンバー
01 仏さまのことばで… Shougyo 『人』という字の音読みには「じん」と「にん」の二通りが在りますが、偉人・賢人・人口などの「じん」の読み方の方が、悪人・善人といった「にん」という読み方より多く思い浮かびます。
02 季節感

Shougyo

 五月初旬、毎月ご回向におうかがいする檀家(だんか)さんでのできごと。
「お上人さん、これ、仏さまのおさがりなんですが、お茶菓子の代わりにひとつどうぞ」と、二種類の果物をさしだされた。
03 ブランド

Shougyo

 シャネル・ヴィトン・ミラショーン・カルチェ・トラサルディー・ディオール・ランバン・グッチ・フェンディー、ああしんど……。ブランドにうとい拙僧(せっそう)が思いつく限り挙げてみましたが…
04 わからなければ

Shougyo

 正月早々「縁起でもない」言われるかもしれませんが、病気になれば医師の指示に従って正しい治療をしなければなりません。法律的に込み入った問題につき当たれば、弁護士の先生に相談します
05 ストーブ

Shougyo

 暑さ寒さも彼岸まで。春の彼岸を過ぎますと、ストーブを片付ける日も、もう目の前です。
 寒い冬の日、北風ヒューヒューの屋外から、ストーブの真っ赤に燃えている部屋に…
06 もう一人の私

Shojoji

「あ〜しんど〜。今朝のお勤めしたないな〜、グゥ〜」
 
日、一年ぶりにテニスをして体の節々が痛い。(次の日に痛くなるのは若い証拠らしい)
「今日は休んで、明日は今日の分の…
07 頂きます、ご馳走様

Shojoji

 最近、食事をしていてこの言葉をあまり耳にしなくなったのは気のせいなのか。
【いただく】1.食う、飲む、貰うの謙譲(けんじょう)語。2.敬い仕える、仰ぐ、捧げる。【ごちそう】1.馳走(ちそう)の…
08 初志貫徹

Shojoji

 風呂上がりの緊張の一瞬。それはいつも午後9時から11時の間にやってくる。デジタルメーターが鮮やかなオレンジ色に発光し、私の心臓の鼓動は、嫌が上にも高鳴る……65.8kg。
 
増えていない!私の心に安堵感が…
09 う〜や、む〜や

Shojoji

 妻、テレビを見て「うわっ!おいしそうなケーキや〜」「パスタ食べた〜い」。夫「こんど食べに行こか〜」。妻「こんどって、いつぅ〜?」。夫「う〜ん、そのうちかなぁ〜」と、夫はいつも曖昧(あいまい)な返事で…
10 心のポイズン(毒)

Shojoji

 大阪の能勢(のせ)という、のどかな農村からわきあがったダイオキシン汚染問題。その後、全国のあちこちで安全基準濃度を上回るダイオキシンが検出されている。
 ダイオキシンは人類が作り出した…
11 魚はエライ?

Shojoji

 ルアーフィッシングというのがある。ブラックバスなどの魚をルアー=擬似針(ぎじばり)で釣る魚釣りのことだ。ブラックバスは大正15年(1925)に赤星鉄馬という人がアメリカから研究用に輸入し、芦ノ湖に放流され…
12 高山参り

Shojoji

 先日、町内会のお坊さんと共に、淡路島(あわじしま)まで一泊二日の研修旅行に行ってきた。初めて渡る明石(あかし)大橋に感動!しかも天気は快晴。これも日頃の精進(しょうじん)の賜物(たまもの)?
13 僕らはみんな生きている

Shojoji

 先日、寺の檀家さんが迷い犬を連れ、途方に暮れて来られた。白い紀州犬で、人の…いや犬の良さそうな顔だ。よく見ると近所のお寺の犬にソックリ。さっそくその寺の場所を教えてあげた。しかし犬はそこの飼い犬でもなく…
14 在家僧侶養成講座!?

Shojoji

「あなたも自宅で〔在家僧侶〕の資格が取れます」
 先日、朝刊に大々的に載っていた広告の見出しである。以前からあったそうだが、私は初めて知った。
15 マナーボタン

Shojoji

 プルルッ、プルルッ。街で電車で、電波の届く所、いたる所で聞こえてくる携帯(けいたい)電話の着信音。最近では、着信音を作曲する本まである。
 先日、あるお寺でお盆の法要中…
16 我慢?

Shojoji

「今日の昼食は我慢しよう。最近体重が増えている」
 これは私の話である。世の中様々なダイエット法があるが、私はそれらを実践する強い意志を持ち合わせていない。
17 渡る世間に鬼は外

Shojoji

「鬼は〜そと、福は〜うち」
 毎年二月三日、節分の日に聞かれる言葉である。この節分は、本来「せちぶん」と読み、季節の変わり目を意味する言葉だそうだ。
 もともとこの行事は宮中から…
18 酒は飲んでも飲まれるな

Shojoji

「えっ!この人こんなこと思ってたんや」
「実はこんな人やったんか……」
 お酒に酔ってコロッと変わるのはよく目にする。泣く・笑う・怒る・説教する・愚痴る・寝る・脱ぐ・暴れるetc……。
19 七難+1

Shojoji

 今年の夏は数年ぶりにプールに行った。親子3人で(娘は2歳)屋内1回、屋外2回の計3回。来ている子供たちは皆、真っ黒に日焼けしてとても元気だ。
 娘も公園やら寺のプール…
20 除夜の鐘

Shojoji

 毎年の事ながら、小林幸子の衣装は凄すぎる。大晦日と言えば「紅白歌合戦」がお茶の間の定番(最近は違っているかも)。しかし私は十年以上、紅白を最後まで見た記憶がない。除夜の鐘をついているから。
21 メル友って?

Shojoji

 パソコンがやって来て3カ月(ついに我が家にもにIT革命の波が!)。様々な情報が一瞬の内に手に入るインターネットの世界。いつでも好きな時に送り、また読むことのできる電子メール……。
22 香りの供養

Shojoji

 最近、煙はおろか香りも無い線香が人気だとか。なんだか「○○を入れないコーヒー」みたいだ。
 アロマテラピーやインドエステは良いのに、線香のなんと肩身の狭いことか。
23 サービス

Shojoji

 すでに寒い日が続くが、思い起こせば今年の夏はホンマに暑かった!どこの寺へお手伝いに行っても、本堂はまるでサウナのよう……。
 そこでお盆前のある日、ただのお水ではなく、氷入りのお冷(ひや)を…

24 初詣 Shojoji

 年末は大掃除やおせちの用意など、新年を迎える準備で何かと忙しいもの。そしてもう一つ、日本の年末といえば「除夜(じょや)の鐘」だ。
 前にもふれたように…

25 花まつり Shojoji

 4月8日は花まつり、お釈迦さまの誕生日だ。え?馬小屋で生まれた!?それは聖徳太子じゃ〜!
 お釈迦さまはインドのルンビニ園で、お母さんの右脇から誕生されたという伝説もある。

26 渡る世間は…… Shojoji  鬼母に鬼嫁・鬼姑。マスコミでもたまに耳にする言葉だ。ご存じ『渡る世間は鬼ばかり』は高視聴率の長寿ドラマで、ハッピーエンドとは対照的なイライラする展開に、私もついつい見入ってしまう。

27 おっくうな人達 Shojoji  最近では「汚ギャル」と呼ばれる人達が増殖しているとか。三日も四日も風呂に入らず、化粧も落とさない若い女性が多いらしい。何でも全自動時代の世の中だが、さすがに「全自動人間洗濯機」は売ってないか?

28 無常ならでは…… Shojoji  春夏冬中。さて何て読む?答えは、秋が無いから「商い中」。そういえば去年の日本列島は、秋がとても短かったように感じる。しかし後半で一気に紅葉が色づき、短いながらも艶(あで)やかな秋となった。

29 ちょボラって? Shojoji

 皆さんは「ちょボラ」という言葉を知ってますか?どうやら「ちょっとしたボランティア」という意味らしい。困っている人がいたら助けよう。お年寄りには親切に……。
 でも、これってボランティア?

30 夢見る頃を過ぎても Shojoji

 七夕(たなばた)といえば中国の古い伝説、織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)の物語。愛し合っているのに年に一回、七月七日の晩しかデートできないピュアなカップルだ。
 しかし今では、お金さえあれば…

31 怖さを失った恐さ

Shojoji

 先日、子供を公園で遊ばせていると、すぐそばで中学生くらいの少年たちが5〜6人で野球を始めた。
 もちろん、その公園での野球は禁止。他にも小さな子供たちが遊んでいるのに…

32 言葉の乱れは心の乱れ Shojoji

「新年あけおめ、ことよろ〜」
 そんな年始の挨拶を聞いたことがある。日本語の乱れがさらに進んでいるらしい。『声に出して読みたい日本語』という本も売れているくらいだ。

33 欲を味方に Shoijoji

 今年も無事に新年を迎え、気がつけば桜の季節も過ぎては夏はもう目前。
 思い返せば、私のお寺は113回の除夜の鐘で一年のスタートを切った。普通、除夜の鐘を突くのは煩悩(ぼんのう)の数といわれる…

34 子供に学ぶ Shojoji  先日、外を歩いていると、見知らぬ子供がすれ違いざまに、私の顔を見て「あのおっちゃん、お猿さんみたい」。一緒に歩いていた母親は、真っ青になって「すんません!」と言い残し、子供の手を引いて足早に去って行った……。

35 大人になるって? Shojoji

 今年はホントに猛暑だった。「お寺は涼しそうでいいですね」なんて言われるが、やっぱりお寺も相当暑かったのだ!
 さらに、猛暑の次の冬は寒くなるとか。朝のお勤めをするため、木造ですき間の多い本堂へ…

36 問題意識 Shojoji  昨年は猛暑・地震・台風といった自然災害に振り回されたが、今年は今年で人の手による事件も絶えない。毎日のように起こる傷害・殺人事件もさることながら、最近では政治家や公務員の給与体系問題、大企業の証券取引法違反等…

37 人は死なない? Shojoji

「あんた、地獄に堕ちるわよっ!」
 テレビでは、こんなことを言う占い師が大人気だ。勢いのある人はすごいもので、ホントに説得力があるように思えるから恐い(笑)。
 ところが最近、死んだら天国や地獄へ…

38 三つの毒 Shojoji

 大規模な災害に見舞われたり、国同士が悪口を言って争ったりと、世界各地では悪いニュースが後を絶たない。
 身近な人間関係から国の問題まで、様々な環境は大小に関わらず、そこに住む人間の…

39 もったいない Shojoji

「残さず食べなさい。もったいない」
 子供の頃、よく言われたものだ。
 最近では、二〇〇四年にノーベル平和賞を受賞したケニアの環境副大臣、ワンガリ・マータイさんが、国連を通して「MOTTAINAI…

40 油断大敵 Shijoji

 昨年は、ある関西方面のプロ野球球団が日本を多いに盛り上げてくれた。
 しかし、その話題の球団がどこぞの金持ちに乗っ取られる話が出たり、その前はテレビ局が買収のターゲットになったり……。

41 心の鏡

Shojoji

 厳しい冬がやっと終わったと思ったら、今度は花粉の季節。鼻はジュルジュル、目もかゆくてたまらない。
 六月に入っても目の充血が治まらないため、ついに眼科へ行った。どうやら黄砂の影響も…

42 火の車 Shojoji  関西の某球団が大手ファンドグループに買収される……なんて話が飛び出し、ファンの一人としては大反対だったが、どうにか事は収まったようだ。しかしその後、球団の親会社はライバルの電鉄会社と統合されることになった。

43 明るい人 Shojoji  先日、大阪中のお寺の檀家さんの子供たちを集めてキャンプをしたのだが、まさしく十人十色、様々な性格の子が参加していた。生まれ持った性格はもちろん、家庭環境からも大きな影響を受けるのだろう。

44 ありがたい Shojoji

 先日、公園のトイレの手洗い場で、蛇口(じゃぐち)の下に手を出してず〜っと待っている子供がいた。そう、その子はその蛇口を自動式だと思い込んでいたのだ。
 世の中は色々と便利になったが…

45 日記のいま昔 Shojoji  ここ数年「ブログ」なるものが世間で流行している。もちろん風呂の道具などではない。ウェブ・ログの略で、インターネットを通して公開する自分の日記のことだ。
 毎日の出来事を記す日記の歴史は…

46 卒 婚 Shojoji  団塊の世代に関する話題をよく耳にするが、近頃は「熟年離婚」ならぬ「卒婚」という言葉があるとか。定年を迎えた夫婦が同居しながらも、それぞれ自身を見つめ直し、自分のライフスタイルを確立するという意味らしい。

47 懐 石 Shojoji

 最近、年齢のせいか和食を食べたくなることが多い。ことに懐石料理などは、目でも楽しめるので素晴らしい。
 懐石といえば贅沢なイメージもあるが、本来は禅宗の修行僧が寒さと空腹をまぎらわせる…

48 初 心 Shojoji

 月日の経つのが早く感じるのは気のせい?それとも歳のせい?
 思い起こせば、昨年も政界、角界、ボクシング界と、目まぐるしく色んな問題が浮上した。原因は複雑かもしれないが…

49 偽装と品格 Shojoji

 昨年から、世間では偽装という言葉が流行した。賞味期限改ざんや食品そのものの偽装。一方、スポーツ界では品格や人間性の問題も出た。
 この「品」という字。仏教の言葉で…

50 おっくう Shojoji

 今年の夏は去年にも増して暑かった!暑すぎて、何をするにも億劫(おっくう)に感じるほど。
 ところでこの「億劫」、ささいなことなどであくせくするのは馬鹿らしいという意味が転じ…

51 三のつく話

Shojoji

 厳しい現実から目をそらすかのように、お笑いブームが続いている。近頃では、三のつく数字と三の倍数の時だけ…という芸人が大ブレイクしたっけ。
 ところで、仏教でも三のつく言葉は…

52 ブームと覚悟 Shojoji  世間では色んなブームが来ては去って行く。特に、手軽に効果が得られるという話は枚挙にいとまがない。身近なところだと、少し前のバナナダイエットブーム。あの時はバナナの品薄状態がしばらく続いた。

53 変化の時 Shijoji

 「ウィキャンチェンジ!」「変」。今年の初めにはこんな言葉が世間を賑わせた。大不況の中、社会には本質的な変化が求められている。
 一方で趣味の多様化も進み、様々なコスチュームに身を包んでキャラクターに…

 

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