小坊主のつぶやき |僕らはみんな生きている by Shojoji

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 先日、寺の檀家さんが迷い犬を連れ、途方に暮れて来られた。白い紀州犬で、人の…いや犬の良さそうな顔だ。よく見ると近所のお寺の犬にソックリ。さっそくその寺の場所を教えてあげた。しかし犬はそこの飼い犬でもなく、結局は家の隣の寺に預かってもらったそうだ。

 実は半年前に寺の門の柵(さく)に子犬がつながれており、捨て犬だと判り右往左往したことがある。寺には一匹いるのだが、二匹は飼えない。二十人くらいに電話し、やっと飼ってもらえる所が見つかった。

 9164匹。平成8年に大阪府で処分された捨て犬の数だ。犬は何も悪いことはしていない。でも、話すことができない。飼い主の思い一つで捨てられる動物たち……。

 動物たちは人間に「畜生(ちくしょう)」などと呼ばれてしまう。しかし本来仏教で説かれる畜生とは、ものの道理をわきまえない愚かな心の状態をいうのだ。小さくても、話せなくても、同じ地球にすむ命には変わりない。

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