小坊主のつぶやき |
年末は大掃除やおせちの用意など、新年を迎える準備で何かと忙しいもの。そしてもう一つ、日本の年末といえば「除夜(じょや)の鐘」だ。 前にもふれたように、これには108の煩悩(ぼんのう)を滅する意味がある。またそれと同時に、丑(うし)の月である12月から寅(とら)の月である1月にかけては、時間的な鬼門(きもん)に当たるため、その夜を除くため鐘を打つという理由もあるとか。 さて無事に年が明けると、今度は初詣という習慣がひかえている。普段は「なんとなく仏教徒」という人も、この日ばかりは有名どころや近所の神社へ……。しかし本来は、こちらから頼まなくても、仏教を信仰する人を守護してくださるのが神さまのお役目。 だから初詣は、是非ともお寺に足を運んで欲しい!元日は、その年一年の世界の平和を願い、自分自身も正しい生き様を広める一人として、仏さまの前で誓いを新たにする日なのだ。 |