観心の章 |第12回「三つの心構え」 by Ryue

想

小坊主のつぶやき

いつそば「観心の章」

いつそば「開目の章」

自在生活ノススメ

UFO通信

のほほん評判記

 お釈迦さまは入滅後の布教について、薬王菩薩(やくおうぼさつ)をはじめとする八万人の菩薩に対し、法華経の教えを説く者の心構えについて示されました。

 仏が入滅した後の世において、すべての人々のために法華経を説くには「如来の室(しつ)に入り、如来の衣を着て、如来の座に座って、そうして説かなければならない」と。

 如来の室とは、仏さまがお持ちの「大慈悲(だいじひ)」の心です。すべての人を包容し、決して報いを求めず、皆を教え導く心です。

 如来の衣は「柔和忍辱(にゅうわにんにく)」の心。安らかに心を落ち着けて、怒りや憎しみを持たず忍びこらえることです。

 そして、如来の座とは「一切法空(いっさいほうくう)」の心。空とは、一切の差別を認めた上で、その中を一貫した不変の平等性(人は様々に違っていても、みな仏性がある)をとらえるということです。

 つまり、すべての人々を救おうとする大いなる慈悲と、どのような迫害にも負けない柔和忍辱の心と、一切が平等であるとの精神を保つべきことが示されたのであり、これら三つは私たちが法華経の教えを守り、実践していく上で心得るべき、大切な心構えなのです。

 さらに、仏さまの入滅後の世において熱心に法華経を説く者には、仏さまが変化の人を遣(つか)わして、大勢の人を誘って共に説法を聴かせるようにし、また危害を加えようとする者があれば、神通力によって人に姿を変えた者を遣わし、説法する者を守護することも明かされました。

what's newdiscourseseasontalesideadownloadlinkmyoabout "myo"site mapNOEC

HOME

Since 1999, Nichiren-shu Osaka Enlightenment Center. All teachings are opening up.