UFO通信 |嘘つき役人・嘘つき教師に嘘つき放送局(3) by Ufo

想

小坊主のつぶやき

いつそば「観心の章」

いつそば「開目の章」

自在生活ノススメ

UFO通信

のほほん評判記

 前回まで、日本の現状を憂える文章を書いてきた。日本が、戦後の五十年余りで急激に変わったのか、あるいは明治からの変化がそのまま続いてこうなったのか知らないが、とにかく今の日本はおかしなことだらけである。

 いわゆる先進国では、大なり小なり同じような問題を抱えているらしいのだが、それでも今の日本ほど極端なことは無いように思われる、というように感じてしまうのも、時々言われるような日本人特有の自己卑下の現われか、と思い直そうとしていたら、またまた厚生省の役人が汚職をしていたことが明るみに出てしまった。

 エイズ問題の時は、はっきり「汚職」という言葉が使われたわけでは無いのだが、誰がどう言いつくろっても、汚職あるいは汚職に近いことが行われたのはほぼ間違いない。

 というわけで「またまた」という言葉を使ったのだが、今ごろは他の省庁の役人たちも、証拠隠しや、口裏合わせにことのほかお忙しいこととお察し申し上げる次第だ。それとも「厚生省の連中はドジなのであって、自分たちはそんなヘタはしないし、万が一バレかけても検察筋を押さえる自信はある」と高をくくっておいでなのだろうか。いずれにしろ、二十一世紀を前にいろんな膿(うみ)を出してしまうのも悪いことではない。

 さてその膿のことで一つだけ……。

 人間が、そもそも怠け者であることは百も承知ではある。こんなことは己を顧(かえり)みればすぐ判る。もちろん、中には生まれつき怠け者でない人もおられるだろうが、まあ極少数とみてよいのではないかと思う。

 ところで、何十年か前の話になるが、「日本人は勤勉だ」という神話があった。「神話」と書いた理由は、もうお分かりかと思う。「日本人は手先が器用だ」というのと同じようなもので、単なる神話でしかないことは明々白々である。これらは「勤勉であること」「手先が器用であること」が美徳とされた頃に、意識的あるいは無意識の内に、教育や訓練することで身につけさせたものであって、日本人が生まれつき持っていたものではなかったのだ。勤勉を旨とするように育てられた世代と、新人類・新々人類たちとの落差はこのあたりにある、と考えて良いように思う。
 「器用」についても大した差は無いようだが、それはともかく「勤勉」についてもう少し……。

 大多数の人間が、少なくとも日本人の大多数は怠け者である、と言い切ってしまったのだが、拙僧少しも「シマッタ」とは思っていない。それが証拠に、これまたよく言われることだが「日本は利権社会だ」というのがある。利権って一体何なのか?平たく言えば「労少なくしてより多く儲けるための仕組み」だろう。もっと言えば「働かずして……」ということになるのかもしれない。放送局などその典型だ、とはよく言われることで、実際日本の放送番組のくだらなさ、質の悪さは目を覆(おお)わせるものがある。

クリックで次のページへ

what's newdiscourseseasontalesideadownloadlinkmyoabout "myo"site mapNOEC

HOME

Since 1999, Nichiren-shu Osaka Enlightenment Center. All teachings are opening up.