観心の章 |第17回「地涌の菩薩たち」 by Ryue

想

小坊主のつぶやき

いつそば「観心の章」

いつそば「開目の章」

自在生活ノススメ

UFO通信

のほほん評判記

 お釈迦さまは、仏の智恵・仏の神通力・仏の獅子奮迅(ししふんじん)の力・仏の勇猛大勢(ゆうみょうだいせい)の力を顕して重大なことを述べるので、堅い信仰の心をもって聞くよう諭(さと)されました。

「私は、いま大地から涌(わ)き出て来た六万恒河沙(ろんくまんごうがしゃ=ガンジス河の砂の数の六万倍)という菩薩たちが、仏の入滅の後に法華経を広めることを明らかにした。さらに今、真実を明かす。この地涌(じゆ)の菩薩たちは、娑婆世界の地下の虚空界に住んでいて、私が久遠の過去から教え導いてきた弟子である」

 これを聞いた聴衆たちは大いなる疑問を持ったため、弥勒菩薩は代表してこのように問われ、懇願されたのです。

「お釈迦さまは、伽耶城(がやじょう)の菩提樹の下にお座りになって悟りを開かれて以来、四十余年の年月しか経っていないのに、どうしてこれだけ大勢の菩薩方を教え導くという偉大なことができたのでしょうか。しかもその菩薩方はみなお釈迦さまよりご高齢のように見受けられ、よく法華経の教えを修学して、世間の法に染まざること蓮華の水に在るが如くに、菩薩の行いが完成されています。

 お釈迦さまのお言葉は、譬えば二十五歳の青年が百歳の老人を指して『これは私の子である』と言い、また、百歳の老人もその青年を指して『これは私の父である』と言うようなものです。

 その様なことを聞いても、皆は信じることができず、かえって法を破る罪を犯す元になりましょう。どうか私たち、そして未来世の人々のためにも、その深い訳をお説き下さい」

what's newdiscourseseasontalesideadownloadlinkmyoabout "myo"site mapNOEC

HOME

Since 1999, Nichiren-shu Osaka Enlightenment Center. All teachings are opening up.