開目の章 |最終回「跡を継ぐ者」 by Taiko

想

小坊主のつぶやき

いつそば「観心の章」

いつそば「開目の章」

自在生活ノススメ

UFO通信

のほほん評判記

 一二八二年(弘安五年)十月十三日の辰の刻(午前八時頃)、日蓮聖人は池上宗仲(むねなか)公の館(現・東京都大田区池上本門寺)にて六十一年のご生涯を終えられました。

 日昭・日朗・日興・日向・日頂・日持という、日蓮聖人が定められた本弟子の六人は、大聖人滅後も遺訓を守り、その教えを継承すべく、関東をはじめ鎌倉・富士・身延等、各方面にて盛んに布教活動を展開されました。

 中でも日持上人は、日蓮聖人の正当十三回忌の御命日に、身延の祖廟(そびょう)にて「我異国ヲ救済シ、身命ヲ仏祖ニ奉ル。設ヒ、江魚ノ腹中ニ葬ラルモ、我何ゾ之ヲ辞センヤ」と海外伝道を誓われました。そして翌年には国内の伝道を他の門弟に任せ、自らは「本化の仏法を漢土月氏へ帰す」と、単身北をめざして弘教(ぐきょう)の旅へ向かわれます。上人、時に四十六歳でした。

 さて本年は、日蓮聖人が『立正安国論(りっしょうあんこくろん)』を奏進(そうしん)されてより七百五十年を数えます。これを記念して、各地において様々な法要・行事・事業が行われ、読者の大勢が参加されることでしょう。

 ところで『立正安国論』の重要性は先号でも述べましたが、法要・行事等に参加されるに先駆けて、再度本書について学んでいただきたいと願うのです。それは「日蓮と同意」「自他彼此(じたひし)の心なく」「日蓮が如くに」生きる私たちの、最重要課題だからです。

what's newdiscourseseasontalesideadownloadlinkmyoabout "myo"site mapNOEC

HOME

Since 1999, Nichiren-shu Osaka Enlightenment Center. All teachings are opening up.