自在生活ノススメ |
同じ人生を送るなら、幸せに生きたいとは誰もが思うことでしょう。では、どうすればそれが実現できるのでしょうか?
もっとも、幸せの基準はあいまいですし、境遇も人によって異なるため、幸せの形態もたくさんあるのでしょう。しかし、誰にでも共通していて、日々の心がけでかなう幸せがあります。 例えば、朝起きた時に「ああ今日も命があってよかった」「今日は素晴らしい一日になりそうだ」などと思える人は、毎日を大切にし、充実した生活を送れることでしょう。 一方、同じように朝を迎えても「ああ、また嫌な人と会わなければならない」「ああ、今日も嫌な仕事がある」などと後ろ向きなことばかり考えてしまい、おしまいには「何をやってもおもしろくない」「すべて不幸な結果をまねきそうな気がする」とまで思ってしまう人もいます。 また学校での悩み、仕事のトラブル、職場での人間関係、親戚の問題、生計の問題など、人生には思い通りにいかないことが山ほどあります。しかし、そのような状況の中でも、不平や悪口を決して言わない人もいます。そういう人は、たとえ苦労の中にあっても幸せそうに見えます。 その一方で「あいつは○○だからダメだ」「あれだけ頑張ったのにこれか!」などと、陰で他人の批判をしたり愚痴を言ってばかりの人もいます。 いくつか例を挙げてきましたが、同じような状況に置かれた場合でも、なぜ人によって違う考え方をするのでしょう?その違いはきっと、私たちがあるものに気がついているか、いないかによって生まれてくるのだと思います。 では、その「あるもの」とは一体何なのでしょうか?それは、一日に一つは何か喜びや嬉しいことに育つ「幸せの芽」のことで、日々この芽を見つけることが、活力と気力あふれる幸せな人生につながるのです。 しかし「幸せの芽」の存在に気づかず、世の中は不公平だと嘆く人もいますが、そうではありません。生きていれば、誰でも同じだけ見つけられるはずなのです。そして、たくさんの芽を育てていくことができたら、きっと素敵な人生を送ることができるでしょう。 では、どうすれば「幸せの芽」に気づき、育てることができるのでしょうか?それには、人の良い行いや良い考えを素直にほめられるようになることが大事です。 他人のことをうらやんだり妬んだりすることなく、素直にすばらしく感じることができる謙虚な人間なら、自分自身にとっての幸せも、たやすく見つけることができるはずです。 さあ、それでは身近なところから「幸せの芽」を見つけて育てていきましょう。そう、プランターで小さな植物を育てるのと同じように……。 |