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 毎年1月3日、東京ドームでアメリカンフットボール日本一を決める「ライスボウル」が開催されます。このライスボウルは、学生日本一を決める「甲子園ボウル」の覇者と、社会人実業団・クラブチーム日本一を決める「ジャパンXボウル」の覇者によって対戦され、真の日本一を決める試合。ちなみに1984年の初開催以来23試合中、学生王者が11勝で社会人王者が12勝と互角の戦績です。

 アメリカンフットボール(以下アメフト)のことについてよくいわれるのが、「アメフトとラグビーはどう違うの?」ということです。アメフトも昔はアメラグといわれていた通り、フットボール(サッカー)が変化してできた、ラグビーの流れを汲むスポーツには違いありません。そしてラグビーと同様、走る・投げる・捕球する・蹴る・接触するなど、スポーツのあらゆる要素を含んでいます。

 しかし、ラグビーとアメフトとでは、プレイする上で決定的な違いがあります。それは「持久力か瞬発力か」という点。ラグビーはスクラムやラインアウトなどで始まり、モールやラックを起点にしてボールをつないで持続的にプレイを進めるため、瞬発力よりも持久力が必要となります。

 しかし、アメフトは一つのプレイごとに作戦会議をし、それによってプレイヤーを交代させます。だから、持久力というよりもワンプレイごとの瞬発力が必要となってくるのです。

 アメフトはよく「ボールを使った格闘技」といわれます。しかしボールを使ったスポーツの中でも、ポジションによって「ボールに触ったら反則」というルールがあるのはアメフトぐらいでしょう。そのポジションの人は、ひたすらボールを持って走ってくる「ランニングバック」の走路を確保するのが仕事です。だから、体が大きく力のある人が適任です。

 ただし他のポジションでは、特に俊敏性が必要であるとか、キック力のみが必要というポジションもあります。つまり、体が大きくなくともアメフトに対する情熱を持ってさえいれば、どこかしら適するポジションがあるスポーツなのです。

 このことは、人生においても同じではないでしょうか。人はそれぞれ自分の意思において自分に適したポジションを選び、そのポジションでプレイをする。そして成すべきことに情熱を注ぐことで、自らを理想の姿へと導いていくことができるのです。

 また、人は一人で生きているのではなく、多くの人々に支えられて生活しており、様々な人の助けによって目標にタッチダウン(ゴール)することができます。その間に色々な障害にぶち当たっても、常に前を向き信念をもって行動をすれば、必ず活路は開かれるでしょう。

 そして、このように様々な支えに対する感謝を忘れることなく、正しい信念を持って社会生活を送ることが「信仰を持つ」ということなのです。


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