先日、「ノート型パソコンと携帯電話端末の中間にある第３のカテゴリーを切り開く商品」として、ｉＰａｄの情報が公開された。簡単に言えば、ｉＰｈｏｎｅをノート型にして高性能にした商品であるが、見た目がシンプルでスタイリッシュなため、とても未来的な匂いを漂わせる商品だ。

　今までにない新しい商品を市場に普及させていくために、アップルの社員たちは連日、色々なアイデアや商法の意見を戦わせていることだろう。そして、それはもちろん商品であるｉＰａｄのことを徹底的に学び尽くした上での話であるはずだ。

　「どの様に売れば良いか？」「どの様に宣伝したら良いか？」など、いくら話し合ったとしても、肝心のｉＰａｄがどの様な商品であるのかを学ばずに行うのであれば、それは縁遠い話となる。行動するために、まず学ぶべきものは何か？　これを見失ってはならない。そしてこれは、僧俗を問うものではないだろう。

「説の如く修行すべし」（神力品）

　説の如く修行するためには、仏の説を学ばなければ出来るわけがない。仏弟子として学ばなければならないものは何か？　経文に説かれた仏の心か？　上手な布教のテクニックか？　仏弟子はこれを見誤ってはならない。