lotus column 素直な心 by Shinryo
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 先日、読売新聞(二〇〇九年十二月十日発行)に小学四年生の少女の作文が載っていた。

 その少女の左足は義足で、それを初めて見た一年生から「にせ物の足だ」と言われて傷ついたそうだ。そこで担任の先生に勧められ、ありのままを一年生の前で話すことで、ショックを乗り越えた体験をつづったものである。

 少女の「自分の話を聞いてくれるのだろうか」という不安な心や、少女を支える先生や友達の心、それを受け入れる一年生の素直な心が思い浮かび、私自身、清々しい気持ちになった。

 幼い子供は良くも悪くも素直であり、相手の気持ちまで考えることなく、見たままを口にしてしまうことがある。例えば、うちの嫁さんからは、子供の友達に「おばちゃん」と呼ばれショックを受けた話を度々聞かされるのだが、私は心の中で「事実だろ」と思っている。

 しかし素直であることは、相手の話を真剣に受け止める。あれやこれやと言い訳し、相手の言うことに耳を傾ける素直さが無くなると、自分中心に物事を考えてしまう。

 うちの嫁さんにも、素直になるよう話さなければならない。

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