lotus column 当たり前を思う by Gentai
what's new

 先日、ラジオで「トイレ難民」なる新たな社会問題が紹介されていた。公共トイレの個室内でメールや本を読書をする人が増え、中には食事をとる人までいるそうだ。そのため、大型量販店や駅などにあるトイレが満室になることも多く、最近では「禁煙」だけでなく「長時間の使用はご遠慮下さい」という張り紙も目にするようになった。

 確かに、トイレは考えごとをしたり心を落ち着かせるのに最適な場所だろう。また近頃の公共トイレは大変きれいで、ウォシュレットだけでなく、脱臭機能や便座ウォーマー等の設備も充実していて居心地がいい。そこで片手で本を読みながらご飯を食べ、携帯電話まで充電する。どうやら、お金のかからない場所で時間を有効に使いたいということらしい。

 しかし、公共の場所を私物化するのはあまりに無神経だ。自分のことしか考えない社会風潮が、公共トイレにまで表れているように思う。

 そんな人たちは、急な腹痛に見舞われワラにもすがる思いでトイレに駆け込んだ経験が、いままでの人生で一度も無いのだろうか?そんな時に限って個室が使用中で、体中が震え脂汗が吹き出てきたという経験が……。

 解決方法はなんら難しいことではない。少しでも思いやりの気持ちを持つことである。

what's newdiscourseseasontalesideadownloadlinkmyoabout "myo"site mapNOEC

HOME

Since 1999, Nichiren-shu Osaka Enlightenment Center. All teachings are opening up.