日蓮大聖人降誕会 |予言の人は現れた by Taiko
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全体と部分

 また世間では法華経を他の経典と同じように並べ、数ある経典の中の一つに過ぎないと考えられることも多いようです。特に戦後の一時期に『般若心経(はんにゃしんぎょう)』の写経が流行してからは、テレビなどで「このお経はどの宗派にも通じるお経です」と言われだしたので、逆に各宗派がより所としている経典が、全体の中から選び取った一部分であるかのように印象づけられたのかもしれません。

image 確かに他の宗派がより所としている経典は、内容から見ても膨大な数にのぼる経典群の一部に過ぎません。なぜならそれらの経典はどれも救いの範囲に制限があり、救われない衆生も必ずいるという教えだからです。これではお釈迦さまの「すべての存在を救う」という本願から外れるため、これらが教えの一部分であり、法華経に導くための手段でしかなかったことが分かります。

 日蓮聖人のご遺文を拝読すると、部分として法華経を選ばれたように見えるかもしれませんが、よく読み込んでいくと、法華経が全体で、他の経典群はその一部分であることに気づきます。これはインドのお釈迦さまから中国の天台大師(てんだいだいし)へ、そして日本の伝教大師(でんぎょうだいし)にいたるまで一貫しています。むしろ法華経こそ各宗派、いや他の宗教・思想・哲学や種々の学問に通じ、それらを支える教えなのです。

お寺へ行こう!
 私たちの人生の隅々にいたるまで、その時に指針となる教えがいっぱいつまった法華経。
 そんな本仏釈尊の大いなる慈悲に想いを馳せるとともに、身をもって私たちに教えを伝えて下さった日蓮聖人のご誕生をお祝いし、そのご出現の由来を身に感じつつ、世界の平和を実現するため布教に励むことをお誓いしましょう。お寺はそのための道場なのです。
 2月16日には縁のある方々もお誘いして菩提寺に集まり、共に読経し唱題修行しましょう。
お寺へ行こう!

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