lotus column 一喜一憂 by Eigyo
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 十七日間の北京五輪が閉幕した。二百五の国と地域が参加し、二十八競技三百二種目を廻る戦いであった。一つの頂点を目指して、超一流と呼ばれるアスリート達が北京に集まった、世界最大のスポーツ祭典である。

 私たちは、どれだけの感動と勇気を与えてもらっただろうか。スポーツは国境を超えたコミュニケーション手段であり、国際平和にも貢献していると言えよう。

 日本が獲得したメダルは二十五個。多いか少ないかは両論あると思うが、人口の多さでみると中国、アメリカ、ロシア、日本の順であり、少し寂しい気がした。お国柄が数字に出たようにも思える。

 オリンピックがもたらす経済効果、いわゆるオリンピック効果も注目され、中国のそれは約九兆円ともいわれている。しかし経済効果の大半は開幕前に終了しており、瞬間的な特需に過ぎない。実際に中国では「インフレ+輸出の鈍化」という課題を抱えている。

 日本では二〇一六年の東京招致を目指しているが、本来のオリンピックの意義は?はたしてオリンピック効果だけを期待していると、マイナス効果になってしまうかもしれない。

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